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キェシロフスキ・コレクションI プレミアムBOX [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | イェジ・シュトゥール, フランチシェク・ピエチュカ, クシシュトフ・キェシロフスキ, ボグスワフ・リンダ, グラジナ・シャポウォフスカ |
言語 | ポーランド語 |
稼働時間 | 8 時間 20 分 |
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商品の説明
商品紹介
ポーランドが生んだ世界的名匠キェシロフスキが遺した至極の作品がDVDで待望の登場。
第1弾の本商品は、モスクワ映画祭グランプリの『アマチュア』ほか、すべて初ソフト化の4作品と特典ディスクの5枚組。初回限定生産。
BOX2、3を収納可能な豪華化粧箱入り。
【収録作品】
・『傷跡』
・『アマチュア』
・『偶然』
・『終わりなし』
・特典ディスク『キェシロフスキ:I'm so-so』(死の直前のキェシロフスキをとらえたドキュメンタリー)
【その他の商品】
・『キェシロフスキ・コレクション DVD-BOX2 トリコロール・セット』
・『キェシロフスキ・コレクション DVD-BOX3 愛に関する / 殺人に関する短いフィルム セット』
Amazonより
『ふたりのベロニカ』(1991)や「トリコロール3部作」(1993~4)で知られる、ポーランド出身の映画監督、クシシュトフ・キェシロフスキの初期作品を収録したDVD-BOXである。
工場建設の監督官の任務を全うするうちに、いつしか自分の良心をも裏切ることを余儀なくされる男。社会主義国・ポーランドの当時の政治状況を色濃く背景に映し込みながら、普遍的な人間ドラマに仕立てられた長編劇場映画デビュー作『傷跡』(1976)。
平凡な工場労働者が、8ミリカメラを手にして映画製作に目覚める。カメラを通して、ごう慢なまでに「真実」を捉えようとする男の行動は、周囲との軋轢を生み…。ドキュメンタリー出身の監督ならではのユニークな視点で、一筋縄では行かない人間の欲望をあぶり出す『アマチュア』(1979)。
今にも出ようとする列車に乗ろうとする青年が、列車に乗れた場合、警備員に阻止された場合、そして列車に乗れなかった場合…。彼の運命はどう変わり、どのような人生を送るのか。当時としては革新的な構成で語られる、運命の深遠を感じさせるリアルな寓話『偶然』(1981)。
反体制派によるスト事件を担当していた弁護士が急死する。悲しみに暮れ、ときに自分を見失ってしまう妻を、彼の魂は現世に残って見守っていた。事件は老弁護士に引き継がれ、やがて公判のときが来るが…。社会の有り様を見つめる冷徹な眼差しと、その中で生きる人々への慈愛が混然となり、重厚で、哀しく、そしてこの上なく甘美なドラマが展開する『終わりなし』(1984)。
理性的な脚本と、叙情的な映像の見事な融合。いずれも大きなけれんがあるタイプの作品ではないが、見る側を突き放すことは決してない。観客の知性と想像力を信じる姿勢が貫かれている。中でも、その後のすべての作品でコンビを組むことになる作曲家・プレイスネルとの初コラボレーションであった『終わりなし』の持つ深みは特筆すべきものがある。(安川正吾)
レビュー
[1]監督: クシシュトフ・キェシロフスキ 出演: フランチシェク・ピエチュカ[2]監督: クシシュトフ・キェシロフスキ 出演: イェジ・シュトゥール[3]監督: クシシュトフ・キェシロフスキ 出演: ボグスワフ・リンダ[4]監督: クシシュトフ・キェシロフスキ 出演: グラジナ・シャポウォフスカ[5]監督: クシシュトフ・ヴィエジュビツキ 出演: クシシュトフ・キェシロフスキ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : ポーランド語
- 梱包サイズ : 19.4 x 14.8 x 9 cm; 662.26 g
- EAN : 4988102925215
- 監督 : クシシュトフ・キェシロフスキ
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 8 時間 20 分
- 発売日 : 2003/11/7
- 出演 : フランチシェク・ピエチュカ, イェジ・シュトゥール, ボグスワフ・リンダ, グラジナ・シャポウォフスカ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ポーランド語 (Mono)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B0000AKI6T
- ディスク枚数 : 5
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,731位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 13,840位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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とする。その列車に乗れた場合、警備員に制止された場合、乗れな
かった場合の「その後」を描く。この手法は、後年「スライディン
グ・ドア」(97年)でリメイクされる。
3つのそれぞれの「運命」は、全て辛い結果に終わる。医学の道
を断念する2つのifは、それぞれ共産党員、反体制派と正反対の立
場を歩むことになるが、政治の季節を経て辿り着いた場所は似たり
寄ったりである。
医学の道へ復帰するifは、順調に推移する。駅で再会した女性と
結婚、子供が生まれ、外国で学ぶチャンスにも恵まれる。その時、
突然起こる偶然がこの世との永遠の別れとなってしまう。
この3つのifは、それぞれ独立しているのか。そうは思わない。
むしろ、「偶然」にもそれぞれある一定の法則があることを本作は
描いているのではないか。
ワルシャワ行きの列車に乗りこもうとする、その時までに積み重
ねた人生が照射する範囲にしか偶然も起こりえないのではないか。
3つのifそれぞれに出会う女性、遥かなる外国、信仰という壁。
道は違えど、必ずぶつかるべき障害がある。それは偶然のように見
えて、無意識に選択したきたことでもあるのだ。
偶然の堆積の上に成立する必然性とでもいうべき世界観。それは、
傑作「二人のベロニカ」「トリコロール三部作」にも通底している
ように思う。
彼ほど自分の作品をわが子のように愛した監督もいないのではないだろうか?
見始めた最初は男性的視点からストーカーの心理を描いた
作品のように思われたが、「愛」という名をかたった
執着と孤独を描いた作品。しかし、どちらも愛ではないのだ。
「愛」について描いた作品ではなく、「愛」を隠れ蓑にせず
にはいられない人間の寂しさを浮き上がらせた映画。
「終わりなし」
一言でいうと非常に悲しい物語。
最も印象的なシーンは、主人公が亡き夫を裏切る行為をした場面。
かつて愛した人に愛情と憎しみを抱く混乱した女の気持ちが
あれほどうまく表現された映画がほかにあるだろうか。
その気持ちをあえて相手に正確に伝えなかったのは、
言葉があふれ出して止まらなかったけれど、だからといって
気持ちを共有し上っ面だけの慰めの言葉をもらうことが
無意味だと気づいていたから。
作曲家・プレイスネルの音楽は、まさしくトリコロールで開花する
にいたるまでの重要な布石。
プラス、ポーランドの共産政権時代についてもう少し知識があれば
なお映画を深く楽しめたのではと思った。
「偶然」
3つそれぞれのストーリーが始まる時の音楽があまりに哀しく切ない。
strangerとすぐに打ち解ける国民性のある国においては
一本の電車に乗るか乗らないかで運命的な出会いの有無が
変わることがあることは痛いほど実感できる。
けれども、結局どの出会いを通じても、最終的に自分のなりたい
姿にしかならないのではないかというある種の宿命的なものを
感じずにはいられない映画であった。ラストの話が一番幸せの
香りを漂わせていただけに、神様の残酷さ
(あるいはキェシロフスキの冷酷なまでの才能)を
憎まずにはいられない。
実に静かですがとてもよい作品ですよ。音楽は「戦場のピアニスト」と同じ人。
思うに人生、運命、偶然、意外と同義かもしれません。一番幸せそうな時に、意外と不幸が来るかも知れないし。この作品お勧めです。当時は検閲が入り公開が遅れた作品でもあります。