この作品を一言でいうなら“文学作品エロゲー和訳”だと思う。
この手の作品の特徴である色んな女の子達とのキャッキャウフフな展開など皆無。
キャラクター達の会話の掛け合いによる楽しさも無し。
ヒロインが主人公に惚れて等の甘いシーンも極微量(人によってはゼロ)
では何が楽しいかと言われれば、それはやはり主人公の独白だと思う。
他の人も書いているが、主人公は重度のヒネクレ者です。ぞくに言う中二病患者です。世の中を甘く考えてます。
そんな彼が些細な事で知り合うヒロイン達と“体だけ”の関係を通して、今までとは違う考え方を模索していくというのが今作です。
上記の通り今までのエロゲーとは確実に毛色が違います。ですから他のエロゲーと同じようなのりでプレイすると多分痛い目を見ます。
Amazonでは好意的なレビューが多いですが、他のサイト等を覗くとクソゲー扱いされているのも多々あります。
このゲームを楽しいと思える人は文学作品も楽しく読める人だと思います。文学作品を読んでもしっくりこない人は多分このゲームをしても楽しくないでしょう。
最後に。商品の都合上等で高校生の主人公達ですが、中学生として見るとちょうどいいのかもしれません。