1年6か月振りのニュー・アルバム。作詞には町田康、小池真理子、豊川悦司などが参加。先行シングル「NOCTURNE No.9」を含む全11曲収録予定。
ギターはもちろん、ベース、打ち込みもほぼ自身で手掛けた、サウンド・プロダクツ的には感覚も具体も布袋寅泰エキス100%のアルバムである。2000年代に入って俳優業でも異彩を放ち、プライベ―トでは怪我、そして初めての愛娘の誕生という両極端な状況を通過したせいか、期待される布袋サウンドを残しつつ、過去にこだわらずに思い切った彼なりのフューチャー・ロックへ結実しているのが印象的だ。加えて、町田康(彼とは同年齢で、別の道を歩いてきただけに感慨もひとしおだろう)、小池真理子、豊川悦司ら、言葉に対して独自の美意識を持った作詞家を迎えた曲があることは、大御所と呼ばれる落とし穴を避け得た彼の本能によるものかも知れない。それでもやっぱり「ドラマティック」ではある。(石角友香)
`気品`と`野性`を兼ね備えた圧倒的なギター・ロック・サウンドを展開する約1年6ヶ月ぶりのアルバム!町田 康をはじめ、直木賞作家の小池真理子、俳優・豊川悦司らが詞を初提供!布袋のロック・ワールドに新たな刺激と色彩が加わった強力盤!!スペシャル・コンテンツ収録のCDエクストラ仕様。 (C)RS