いつもの感じで聞いていたのですが、ん?なんか変な、と思ってたら、なんとTrafficのLow Spark Of High Heeled Boysだったので、びっくりです。それも、ほぼ原曲に近いアレンジで。原曲はすごい名曲ですが(終わりかたのピアノはいけませんけど)こっちはそこまで良い出来ではないように思います。でも、この曲を取り上げるセンスはなかなかのものじゃないかと思います。、
「Girls at her volcano」「Pop Pop」に続くカバーアルバム第3弾。 1作目は非常にパーソナルな色彩が強かった。2作目は通好みの選曲と、ピアノなしのジャズアレンジが斬新であった。さて、この3作目、過去2作に比べると、幅広い年代の曲を選び出しており、そのジャンルも様々。にもかかわらず、やはりリッキー・リー・ジョーンズの世界。過去2作と圧倒的に違うのは、今までになくリラックスした作りになっていること。彼女の場合、ファンでないと(いや、たとえファンであっても)聴くのにエネルギーを要する場合があるのだが、今回は一気に聴けた。彼女自身、楽しんで録音した感じ。しかも聞き物多し。素直に「リッキー・リーって、いいよ」とオススメできるアルバム。