僕のスウィング [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | トニー・ガトリフ, ルー・レッシュ, オスカー・コップ, チャボロ・シュミット, マンディーノ・ラインハルト |
言語 | フランス語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 30 分 |
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商品の説明
Amazonより
ひと夏を祖母の家で過ごすことになった10歳の少年マックス。ギターに興味を持ち始めた彼は、近くのロマ(=ジプシー)が暮らす地区に通い、ギターを習い始める。マックスは、そこでロマの少女スウィングにときめきを感じ…。名作『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』のように、少年の淡い恋と、男としての成長を軸に、さまざまな美しい自然の情景がスパイスになっていく物語だが、本作最大の魅力は音楽だろう。
名ギタリストのチャボロ・シュミットを中心とした即興のようなセッション場面などは、人物の間に入り込むカメラアングルの効果もあって臨場感たっぷり。不思議な声の女性ボーカルも加わり、ジプシー音楽とジャズが融合した「マヌーシュ・スウィング」の世界を満喫できる。監督は『ガッジョ・ディーロ』などでロマ文化を追求するトニー・ガトリフ。ロマの悲しい歴史が語られるエピソードも違和感なく溶け込み、素直に感動できる。(斉藤博昭)
レビュー
監督・脚本・音楽: トニー・ガトリフ 撮影: クロード・ガルニエ 編集: モニック・ダルトンヌ 音楽: アブデラティフ・チャラーニ 出演: チャボロ・シュミット/マンディーノ・ラインハルト/オスカー・コップ/ルー・レッシュ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
原材料・成分
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登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988103630545
- 監督 : トニー・ガトリフ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 30 分
- 発売日 : 2003/9/26
- 出演 : チャボロ・シュミット, マンディーノ・ラインハルト, オスカー・コップ, ルー・レッシュ
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), フランス語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), フランス語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : 日活
- ASIN : B0000BH8H9
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 73,074位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ヨーロッパっていうと、金髪、青い目白い肌の「ヨーロッパ人」が、
住んでいて・・って、思ってしまいますが、
ロマ、ユダヤ人、アラブ人など、諸民族がいて、でも、
読み書きもできないほど、貧しくて・・。
ってことを、改めて、知ることができました。
そういう意味ではぜったいにはずせない映画です。
「差別」ってことが、この映画の、テーマです。
少数者は、自らの文化を守らなければ、かき消されてしまいます。
そういう意味では最後に、スウィングが閉じるドアは、
何を意味しているのだろうか。
「やはりわたしたちは、この差別の扉の向こう側にいる」
ということなのか。
それとも、
「この扉を閉じて、わたしたちの文化を育む」っていうことなのか。
両方なのかもしれません。
主人公マックスが出会った2つのスゥィングを巡る、ひとなつの物語り。
一つ目は、マヌーシュ・スゥィングと呼ばれている音楽(伝説のギタリスト。
ジャンゴ・ラインハルトがジプシー音楽とスゥィング・ジャズを融合させた音楽)と。
そして、もう一つの出会いはロマの女の子、スゥィングと。お坊っちゃんタイプのマックスが、
おてんばなスゥィングに連れられ森や小川で遊ぶ内に、
心から嬉しそうな顔で笑うようになるのが素晴らしい。そして何より。
スゥィングの家族であるマヌーシュのコミュニティでギターの手ほどきを受けながら、
音楽以外にも、 彼らが歴史の中で迫害されながらも守り育てた文化や、
しなやかで誇り高い精神性を知り、マックスが逞しくなっていく様子が
丁寧に写し出されて行くのが良い。
恋愛映画としてもドキュメンタリー映画としても観る事の出来る作品。
特に、夏の夜のパーティーで演奏されるマヌーシュスゥィングの美しさ、
心地好さには見惚れ、聞き惚れる事請け合いです。
同国内にある異文化へ訪れるマックス少年のひと夏の物語でもあるわけだけど、主役はやっぱり音楽だなあと思った。
マックス家以外のフランス人は出てこないし、マックスと母親との確執を描くわけでもない。そこが物足りなくもあるけれど、パーティーで一族が集まりトレーラーで大音楽会が始まるシーンを見ていると、体のどこかが疼きはじめ、ずっとこのライブを聴いていたいとさえ思わせる。
環境が整うなら、是非、アンプを通してスピーカーで視聴して欲しい。
冒頭、喫茶店でチャボロシュミットが奏でるギターを聴いてすぐに、この映画に引き込まれていた。
ミラルド役のチャボロシュミット。
一見、世話好きの凡庸としたおやじ。この凡庸としたおやじが神業的なギターテクニックを見せるのだ。そのギャップがたまらなくいとおしい。
ロマ民族にとって伝統は音楽だけなんだと語るトニーガトリフ監督。
民族の伝統を失うことの悲劇を訴えて幕は閉じる。
最後はやはり切なく終わった。
互いに心惹かれあうという物語です。
この作品の最大のテーマが、
トニー・ガトリフお得意のロマと白人の人間関係です。
この作品の主人公2人は10歳くらいの子どもですが、
ロマと白人の恋愛はこの年代だからこそ
純粋に惹かれあ合うことができるのかもしれません。
(大人に近づけば近づくほど相手に対しいろんな条件を
突きつけてしまいがちですから・・・・)
マックスはスウィングにどんどん心を奪われるのですが、
スウィングの方は思わせぶりでなかなか態度を明確にしないのですが、
最後のシーンで感情を表に出してくれます。
舞台は郊外で自然も多く撮影の仕方も秀逸で、
自然のみずみずしさと主人公の爽やかな恋愛と
マッチしていて完成度が高いです。
子ども時代の甘酸っぱい思い出に浸れる貴重な作品だと思います。
~~
でも、ほんとうの主役は音楽、とりわけギターです。特に映画中でギター・バイオリン・トロンボーンなどで演奏される「黒い瞳」は一聴の価値あり。ギターの切ない音色が、ジプシーの過去に受けた様々な迫害と重なり合って、ほろりとさせられます。~
さらにギターのテクニックが素晴らしいです。指の動きが見えないくらい高速に指が移動してます。
音楽を褒めちぎったのには理由があるんです。この映画はどうもストーリーが薄すぎます。幼い2人の淡い恋などはうまく表現されてたけど、衝撃的なラストシーンは淡々としててエンドロールが流れた時には「おいおいちょっと待ってくれよ」って画面に抗議してました。フランス映画によくあるシコリが残る終わり方でした。
燃やされたはずのミラルドの靴をはいたスウィングが去って行ったシーンは名場面やった!
……というと面白くなさそうだけれど、音楽が主役といえるほどに素晴らしい演奏シーンを見せてくれるので、そういうのが好きな人にはたまらない映画といえるだろう。ちなみに、奏者はすごい有名なギタリストだそうで。
スウィング役の女の子の存在感がスゴイ。とりたてて美人ってわけではなく、なんとも言いがたい野性的な魅力を放っている。先ほど音楽が魅力と書いたけれど、その音楽と一人でタメ張れるほどの力を持っている。立ってるだけで、ここまで絵を持たせられる子役ってのはすごいな。