まさに秋味な選曲だ。斎藤誠世代が、少年時代に出逢った珠玉の名曲を集め、自身の奏でるアコギのメロディに乗せて優しいながらも力強く歌っている。時に奥田民生や根本要が曲に深みを与え、時に鈴木桃子が音に色を添えるといった絶妙な味付けを施しつつも、決してでしゃばらない脇役に徹して「誠の作品」にこだわった作りになっている。バックは気心知れたミュージシャンで固め、一発録りなんかやってる曲もある。この秋お薦めの、大人のオトコ向けアルバムだ。中でも⑦ノー・ノー・ボーイ(ザ・スパイダース)がGood! でも誠ファンなら、ラスト⑬Waltz In Blueを聴くとすごく落ち着くんじゃないかなぁ。最後の最後はいつもの誠を意識できますよ、きっと。
誠さんの魅力が満載の1枚だと思います!誠さんの作る詞と曲の魅力は、このアルバムの唯一のオリジナル曲『WALTZ IN BLUE』に込められてると思います。誠さんの想いが、そのまま入った曲で、その暖かさと優しさに涙してしまいます。そして他のカバー曲で、誠さんの音楽のたくさんの魅力を発見しやすいのかなと思います。歌声、演奏共に素敵で、聴くと自然に優しくなれる、とても素晴らしい1枚です。
個人的に大好きな斎藤誠さんのアダルトな選曲が光るカバー集。 洋邦の様々な年代から選ばれた曲達は、全曲を知ってる僕らでも それをやるのか? という通好みのセンスです。 比較的よく使われる 「Still Crazy After All These Years」や 「My Love」、「You Are So Beautiful」 なんかも この人がやると一段と大人度が上がり、ジワッとしみ込んでくるんです。 ブルース・ジョンストンやデヴィット・ゲイツ辺りの甘めの曲も 歳を重ねるとシックリくる。 ご本人もそんな事言ってますが、まさにそうですね。 桑田氏が大学の先輩ということで、 昔からギタリストとしてサザンのツアーに出たり、 アルバムにセッション参加してたりしてましたが、 そのサザンからは初期のこの曲をアップする辺りニクイところです。