サスペンスという扱いは限りなく?です
どう見てもすれ違いから起こる不幸の恋愛メロドラマで
そのような要素はほんのちょっとしか見当たらない・・・
映像センスはさすがにいいです
でも結局それだけです
それと、「記憶障害を持つ」という重要事項を既に知った時点でこの映画の面白さは半減します
映画の中では交通事故を起こした男が記憶障害であるということは半分以上話しが進んでからしか出てきません
本来なら「あの男は何故、あそこから立ち去って平然としていられるんだ?」とか「ほんとうは極悪な人間か狂人なのでは?」と
見ているものが疑うストーリー運びをしてあるのに
それをジャケットやレビューで最初から「記憶障害」と書くのは全てをぶち壊す行為に等しいです
ジャケを作る人も売れそうなものを作るだけじゃなくて
もうちょっと映画自体をちゃんと現すものを作ってほしい