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大雨で閉ざされたモーテルに、行き場を失った11人の男女が居合わせる。そこで起こる連続殺人。生存者たちは疑心暗鬼になりながらも、自分たちに奇妙な「共通点」があることに気づく。それは偶然ではなく、誰かの企みなのか? 予想もできない結末が彼らを待っていた…。
『17歳のカルテ』などを手がけたジェームズ・マンゴールド監督による、サイコ・ミステリー。メインとなるシチュエーションはこの手のジャンルとしては定番だが、降り続く雨や光量の少ないモーテルの部屋が演出する「閉塞した悪夢」が秀逸で、観客の不安感をかきたてる。前半はホラー色の濃い展開で目を釘付けにしながら、後半にさしかかると「エッ!そんなのアリ?」というまさかの謎解きを用意。脚本の勝利だ。ジョン・キューザック、レイ・リオッタなどの芸達者が、それに応える形で密度の濃い熱演を見せている。(安川正吾)
レビュー
製作総指揮: スチュアート・ベッサー 製作: キャシー・コンラッド 監督: ジェイムズ・マンゴールド 脚本: マイケル・クーニー 音楽: アラン・シルヴェストリ 出演: ジョン・キューザック/レイ・リオッタ/アルフレッド・モリーナ/クレア・デュヴァル/レベッカ・デモーネイ/アマンダ・ピート
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)