テレビ放送開始から約半世紀。激動の「大昭和」のテレビを舞台として彩った数々のヒット曲、話題曲、忘れられないあの楽曲を時代別に分けて収録したコンピレーション。『SHOW WA! - バラエティー・レボリューション』は昭和50年代から昭和末までを彩った名曲の数々を収録。 ジャケット・アートワーク:五月女ケイ子(書籍「明解 禁じられた遊び(CXで放送)」「新しい単位 (BSフジで放送)」の装丁等で知られるイラストレーター。テレビブロス誌で「大人の時間ですよ!」連載中)
・昭和30年代から昭和40年代までの曲を集めた『SHOW WA! - ギャグ・ジャンボリー』も同時発売。
昭和におけるテレビ番組の主題歌やテーマ曲を集めたシリーズで、本作は70~80年代のバラエティー番組がテーマになっている。こうしたコンピでもなければ聴く機会のない、時代に埋もれていったB級の曲ばかりなのだが、それだけにどの曲もこの時代特有のしょうもないセンスに満ちていて楽しめる。
その意味では、「ハイスクールララバイ」や「恋のぼんちシート」をはじめとする比較的有名な曲よりも、「なぜか埼玉」や「しらけ鳥音頭」などの当時でなければ生まれ得なかった超ナンセンスな曲こそが本作の真骨頂といえる。また、近田春夫や山下達郎ら大物ミュージシャンの意外な仕事ぶりも発見できるし、伊東四朗や竹中直人の今では信じられないはっちゃけぶりも笑える。懐かしさだけではなく多彩な楽しみ方ができる1枚だ。(小山 守)
`懐かしさ(昭和)`×`お笑い(TV)`=`癒し/活力`をテーマとし制作されたコンピレーション・アルバム。1975~1988年代の放送されたコミック・ソング、TVバラエティー番組のテーマソング他を収録。 (C)RS