この作品は、龍の宝玉とよばれる宝玉と、光の巫女と呼ばれる少女を中心に、雇われ忍者獣兵衛が闇公方率いる鬼門衆と死闘を繰り広げながら、宝玉と光の巫女の秘密に迫っていくというお話です。
実はこの作品は劇場版が先にあり、それから先のお話なのです。このテレビ版と違い、劇場版のほうはあまり知られていないのはないでしょうか。なにしろかなり前の作品ですから。ですから、このテレビシリーズで出てくる変な和尚と獣兵衛の関係とかは、劇場版を見ないとわかりません。ちなみに鬼門衆という言葉は劇場版では、セリフとして出るだけで、大きな組織としては出てきませんし、親玉である闇公方もセリフでしか出てきません。(一応鬼門八人衆というのが出てきますが、これは鬼門衆というより、劇場版の親玉の私兵団といった感じです)作品としては、このテレビ版のほうが絵がきれいになっていますし、演出もレベルアップしています。しかし、一つ一つのお話が短編のようになっていて、前後の関係が全くないということもざらです。もっと全体の作品としてのつながりを考えてほしいと思う作品です。