Japanese Version featuring Four Bonus Tracks: "Hindsight", "That's Incentive", "Two Cars", and "State Street Residential".
Amazonレビュー
本作『Something About Airplanes』を聴いて最初に耳につく楽器は、「Bend to Squares」に登場するチェロだ。その音が消えていくと、おなじみのエレクトリック・ギターがすぐに取って代わるが、これによって本作のオフビートな雰囲気が決定づけられる。ワシントン州ベリンガムを拠点とするデス・キャブ・フォー・キューティーのデビュー作となったこのアルバムでは、実験精神とポップなフックが完ぺきなバランスを保っている。
この4人組は、モデスト・マウス、764ヒーロー、ビルト・トゥ・スピルといったワシントン州出身のエモ・ポップ・バンドの良き伝統を受け継いでいるが、クワージやビートルズを思わせる部分も不意に見せたりする。もちろん、デス・キャブにも独自の流儀がある――「President of What?」でリードを取るのはフェンダー・ギターではなくファルフィサ・オルガンだし、“I think I'm Drunk Enough to Drive You Home Now”という一節で始まる「Champagne from a Paper Cup」はじっくりと盛り上げていくスタイルを取って、容易にポップなはじけっぷりを見せない。さらに、時たまではあるが、風変わりなボーカル・サンプルが挟み込まれる(おそらく、とうの昔に忘れ去られた映画から持ってきたものだろう。ジョーブレイカーあたりが使いそうな手口だ)。これらすべてが功を奏し、このデビュー・アルバムは1990年代後半のシアトル/ポートランド派エモ・ポップのスタイルを継承した秀作に仕上がった。(Jason Verlinde, Amazon.co.uk)
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Japanese Version featuring Four Bonus Tracks: "Hindsight", "That's Incentive", "Two Cars", and "State Street Residential".