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白い巨塔 第一部 DVD-BOX
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フォーマット | ドルビー |
コントリビュータ | 井上由美子, 伊藤英明, 矢田亜希子, 山崎豊子, 石坂浩二, 水野真紀, 西田敏行, 黒木瞳, 唐沢寿明, 江口洋介 |
稼働時間 | 7 時間 45 分 |
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商品の説明
商品紹介
医学界の実態と人間の尊厳を描いた田宮二郎主演の名作医療ドラマを、25年ぶりにリメイク。全21話のうち、2003年10月から12月に放映された1話から10話を4巻に収録。
※第二部はこちら。
《原作》 山崎豊子 (「白い巨塔劇場版」 「華麗なる一族」 「不毛地帯」)
《脚本》 井上由美子 (「GOOD LUCK!!」 「ランチの女王」)
《出演》 唐沢寿明 江口洋介 黒木瞳 矢田亜希子 伊藤英明 石坂浩二 西田敏行
Amazonより
大学病院に渦巻く人間模様を鮮やかに切り取った山崎豊子による同名小説の映像化は、映画とテレビを含めると実にこれが5度目となる。とりわけ、田宮二郎が主演した1978年版はテレビドラマ史に残る金字塔なだけに、それから25年ぶりとなるリメイクにはいささか不安もあったが、冒頭の手術シーンからいきなりに釘付け。一気呵成に見せきる語り口のうまさにはただただ圧倒的されるばかりで、えげつないまでの権力闘争と医療のあり方についての真摯な問いかけとが交錯する“白い巨塔”の世界に、瞬く間に引き込まれてしまうこと受け合いだ。
1話から10話までの第1部では、浪速大学医学部第一外科の教授選がドラマの焦点に。その座を狙う助教授の財前(唐沢寿明)と、そうはさせじと画策する現教授の東(石坂浩二)の両陣営が繰り広げる激しい選挙キャンペーンに、読み物的なおもしろみは回を追うごとに高まっていく。『白い巨塔』が時代を超えて理屈抜きに楽しめる稀有な作品であることは、話の先を知っている人ほど再認識させられるのではないだろうか。財前とは水と油の病理学教授・大河内を演じる品川徹を筆頭に、色のついていないフレッシュなキャスティングもいい。あざとさと繊細さと華麗さとが折り重なり合う怒涛の展開に、いやが応にも第2部への期待感を抑えられなくなる。(麻生結一)
レビュー
プロデューサー: 高橋萬彦/川上一夫 演出: 西谷弘/河野圭太/村上正典 原作: 山崎豊子 脚本: 井上由美子 制作統括: 大多亮 企画: 和田行 音楽: 加古隆 出演: 唐沢寿明/江口洋介/黒木瞳/矢田亜希子/水野真紀/上川隆也/沢村一樹/及川光博/片岡孝太郎/伊武雅刀/若村麻由美/西田尚美/野川由美子/池内淳子/かたせ梨乃/伊藤英明/石坂浩二/西田敏行
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19.8 x 14 x 6.4 cm; 521.64 g
- EAN : 4988632119672
- メディア形式 : ドルビー
- 時間 : 7 時間 45 分
- 発売日 : 2004/3/3
- 出演 : 唐沢寿明, 江口洋介, 黒木瞳, 矢田亜希子, 水野真紀
- 販売元 : フジテレビジョン
- ASIN : B0000SYA94
- ディスク枚数 : 4
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,885位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,793位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
盆休みに久しぶりに『田宮二郎版(旧作)』のDVDをゆっくりと鑑賞した。
旧作には、田宮二郎を筆頭に、山本學、佐分利信、小林昭二、大滝秀治、太地喜和子、島田陽子、上村香子等々、
好きな役者がこれでもかというほど出演しており、何度も鑑賞し、ストーリーの展開を十分知り尽くしていても
面白くて仕方がない。まさに傑作といえる。旧作については置いておき・・・・・。
私は『唐沢寿明版(平成版)』を放映時に見て、予想以上に面白かったため、躊躇なくDVDを購入した。
どうしても『旧作』の同シーンを思い出したり比較してしまう事はあるが、どっちが勝っていて、劣っていると
いう比較ではない。四半世紀も時代が違えば病院や教授の部屋の情景、手術の器具や様子、衣装なども当然違う。
それだけのことだ。
本作に於いて、見るからに浪速大学は「巨塔」である。
病院の体制や医学に疎い者でもストーリーは非常に理解しやすく、息もつかせぬ絶妙なテンポで進行していく。
加古隆のテーマ音楽や「Amazing Grace」も非常に効果的に使用され、緊張感や焦燥感をさらに盛り上げている。
私は財前五郎というキャラクターがとても好きだ。
外科医としての自身の信念や実力を微塵も疑わず、師を越え野望を達成しようとする。
一見鋼鉄のような心の持ち主かと思えば、時には憤慨し、狼狽し、嫉妬し、泣き言をいう。
里見の言動にイラつき罵りもするが、彼の内科医としての腕を高く評価している事も事実。
そして、どんな状況下でも母親への想いは変わらず、電話する場面では医師でも「若き権威者」でもなく
親を気遣うひとりの「こども」でしかない。
財前五郎はとても人間臭く、少なくとも私自身が持っていないものを、良い意味でたくさん持っている。
唐沢寿明はそういった人間像を非常にうまく演じている。
もちろん「江口・里美」に共感する部分も多く、財前にいかに罵られ否定されても信念が揺らぐ事はなく
また彼も外科医としての財前を心から信頼している。
「伊藤・柳原」が盲目的に尊敬していた財前と大学に対し、次第に不信感を募らせていく様もおもしろい。
本作には、老いも若きも関係なく、彼らから教えられる事がいくつもあると思う。
ただ、「平成版」で残念に感じたのは「西田・又一」にかつらを被せ、やたらと大騒ぎさせたり、
熱の入りすぎる医局員の不自然な演技にはやや興醒めしてしまう。
そして、台詞が良く聞き取れないほど必要以上に大音響で流れるBGMもそうで、これは本作に限らず、
近年の映画やドラマには顕著にみられる。
因みにこの点に関しては「旧作」では最低限の音楽のみで、名優の演技と台詞で十二分に成り立っている。
テレビ・ドラマは非常に身近な娯楽であるが、役柄に共感したり、演じる役者に憧れたり、感動し自然に
涙が溢れたりすることもある。また、原作者の他の本を読んでみたくなったり、そのドラマをきっかけに、
医師に、教師に、警官を目指す視聴者だって少なくないだろう。
私は「平成版」を見たおかげで、バラエティでは三枚目の側面を前面に出す唐沢寿明の役者としての底力に
感動し、「鵜飼・伊武」の演技にはいつも惹きつけられた。さらに自分の生き方を自然と顧みる事もできた。
「平成版」はもはやリメイク版などという域のドラマではなく、
現代の医学会の腐敗の実態を実に巧妙に描いた、独立した『白い巨塔』であると強調したい。
全てが5です。
ただ。
第2部のDVDBOXが恐ろしく高額で
手に入らない。
再販希望です。
白い巨塔については、すでに多くの方がご存知かと思いますので今更細かい内容についてはあえて触れません。
ここで、述べておきたいのは、田宮版と唐沢版との違いについてです。
大きな違いは時代背景にあわせて設定などを変えているということです。
その結果として田宮版と唐沢版では同じ『白い巨塔』というドラマでありながら全く違った顔を視聴者にみせる事になったのです。
それをよくあらわしているのが、大学病院の診断に疑問を抱く財前が親友である里見のもとをたずねて診断をあおぐ場面でしょう。
田宮版では、里見は財前がすでに末期のガンだということを知りながらあえて真実を語りません。彼は『財前君、ただの胃潰瘍だよ』と告げるのでした。それを聞いた財前はただ寂しい表情をして里見に礼を言います。
誤解のないように補足しておくと、この時代にはインフォームドコンセントの概念などなくガン患者には真実を告げないというのが一般的だったのです。
その結果として財前はただ一人で孤独に『死』と向きあうしかなかったのです。その意味で田宮版は死へ向かう過程が壮絶といえます。
それに対して、唐沢版では財前に対して里見が真実を告げるのです。つまり、財前は孤独ではなく里見とともに死と向きあう事が出来たといえます。
この差は『インフォームドコンセント』という概念の普及及び時代背景を抜きにしては語れないでしょう。
田宮版で親友の里見からも真実を伝えてもらえなかった時の財前の寂しい表情が孤独に一人で死と向きあう彼の壮絶さをよくあらわしています。
田宮版では最期まで孤独だった財前が唐沢版では里見とともに死と向きあう事ができました。
同じドラマでもこの差は天と地ほどの差があるのではないでしょうか。少なくともわたしは一視聴者として最期まで孤独だった分田宮版の方が遙かにラストへ至る過程が壮絶だった気がします。
よろしければ、ぜひ田宮版と唐沢版の両方をみて下さい。ドラマとしてどちらも最高傑作ですのでオススメです。
このドラマは非常によく出来ています。シナリオやキャスティングにもあると思いますが、私は、日本の医局のあり方、医療過誤裁判のあり方に一石を投じた作品であると感じました。
それは、勿論、ドラマですから演出がありますが、何か医師や弁護士の潜在的な欲求を見透かしたような、もっと言えば、所謂、エリート層独特の見栄と本能的な部分を、比較的、現実に忠実なモデルに投影させているように思います。
リメイクにしても、此処まで作り込むには、かなりいろいろな人物を知っている人でなければ、描けなかっただろうと思いますし、そういうキャラクターに含まれる要素を持つ俳優を抜擢したのは、見事だと感じました。
「死ぬのは怖くない、ただ無念だ」という言葉に涙したのは、財前のような感性を、どこか自分も持っているのだろうなと、気付かされましたね。
その他、法廷闘争でも、法廷外でのセリフが練られていて、考えさせられました。よくもまぁ、ここまで作り込んだものです。
良いドラマでした。
里見助教授のような医者にめぐり合いたい。