米国人はかくも容易にプロパガンダで動くのか,恐ろしい映画である.KKKを正義の味方として,黒人は悪として殺害されていく,白人支配の合法性を訴える.いまも昔も変わらず,黒人がリンチでぶら下げられていく.現在では最大の被害者は中国系移民に変わっているのかもしれないが,共産主義者,ユダヤ人,中国人と常にスケープゴートにされ,支配層の悪を隠していく過程が南北戦争時の設定で描かれている.サイレントであり,画像は美しいが,見るにはつらい.
フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | D・W・グリフィス, リリアン・ギッシュ |
稼働時間 | 2 時間 32 分 |
ディスク枚数 | 1 |
メーカー | アイ・ヴィー・シー |
1915年アメリカ作品。
○原作 / トーマス・ディクソン
○製作・監督 / D・W・グリフィス
○脚本 / フランク・ウッズ
○撮影 / G・W・ビッツァー
○出演 / リリアン・ギッシュ、メイ・マーシュ、ヘンリー・B・ウォーソール
製作・監督: D.W.グリフィス 原作: トーマス・ディクソン 脚本: フランク・ウッズ 撮影: G.W.ビッツァー 助監督: エーリッヒ・フォン・シュトロハイム/W.S.ヴァン・ダイク/ジョージ・シーグマン/ラオール・ウォルシュ/ジャック・コンウェイ 出演: リリアン・ギッシュ/メイ・マーシュ/ヘンリー・B.ウォーソル/ミリアム・クーパー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)