アフターバーナーと言えば、移植された機種も多岐にわたる名作中の名作です。
オリジナルの業務用基盤とは性能の差が有りすぎるので、それと比べるとこのPCエンジン版は色々厳しい面もありますが、総合的には良い移植度だと思います。
まずはサウンド関連ですが、PCエンジン版はSSTバンドのアレンジバージョンをベースにしているのが特徴で、しかも再現度がかなり高いです。
オリジナルの完全再現はスペック的に無理なので、全体的な雰囲気を保ちつつ、外せない箇所をどれだけ再現できるかがポイントだと思いますが、その辺をとても上手くやっていると思います。
最も重要なスピード感や爽快感もなかなかですね。
後方から飛来する雑魚敵が何故かプレーヤーの色違いなのが気になります。
雑魚専用のグラフィックパターンを用意する余裕がなかったのでしょうか?
同じPCエンジン版の「サンダーブレード」と同様に、PCエンジンの限界に挑戦している点には好感が持てます。
ちなみにサンダーブレードの場合、メガドラ版ではカットされたステージ最初のトップビュー画面が再現されています。
機会があったら遊んでみてください。