Amazonレビュー
「ロックンロールハ、スキデスカ~!?」。2003年の「百鬼夜行」イン・Zepp Tokyoで、新ドラマー・クリストファー・マグワイアが発した、余りにもベタなMC。それがニューシングルのタイトルだと分かった瞬間に泣きそうになった…そんな人も結構いたのではないだろうか。超待望の2年ぶりのニューアルバムを予感させる、今と未来へしっかり歩みを進めるくるりのロック宣言である。
テンポこそ「HOW TO GO」ほど刻みつける重さじゃないが、これが2004年のくるりベーシック。クリストファーの加入はバンドの風通しを圧倒的に良くした。どこかアイリッシュの匂いもするカップリングの「さよなら春の日」ともども、曲と演奏そのものが自信に満ちて存在している。(石角友香)
メディア掲載レビューほか
ドラム・セット・プレイヤー、クリストファー・マグワイアが正式加入後初のシングル。新生くるりによる本作は、センチメンタルな青春詞世界が、閉塞と時代を切り拓く希望のロックチューン。彼らの近年のロック・サウンド回帰を象徴するナンバーに。C/Wに「さよなら春の日」を収録。 (C)RS