もしかしたらこいつ神様なんじゃないかと20年前に思っていたんですが、
やっぱり神様ですわ・・・・・。
ゴダールは10分だろうが長尺だろうがいつもゴダールで、
このシリーズも順番に見ていった最後に圧倒的に現れてやっぱりゴダールでした。
映画の原点は画像が動くことの驚きに始まり、
そこに音が乗ることによって大きく幅を広げ、
ゴダールによって究極の形に完成された。
んで、好き嫌いはあるにせよこれ以上の発展はありえず、
映画というメディアはゴダールで終わる。
しばらく前に使い古されたゴダール評ですが、
そのころから一歩も変っていませんな。
映画はゴダールがトドメを指してしまっています。
そのことがよく分かる作品集です。参りました。
私にとってエリセなんか物凄く好きな作家なんですが、
こと映画というメディアにおける存在の重要度で言えば段違いであることを認めざるを得ません。
モーツアルトみたいな存在でしょうかね。やっぱ天才ですわ・・・・。
10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル [DVD]
¥4,480 ¥4,480 税込
フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジム・ジャームッシュ, ビクトル・エリセ, ヴィム・ヴェンダース, アキ・カウリスマキ, スパイク・リー, マイク・フィギス, チェン・カイコー, ベルナルド・ベルトルッチ, ヴェルナー・ヘルツォーク, オムニバス・ムービー 表示を増やす |
言語 | 英語, ドイツ語 |
稼働時間 | 3 時間 18 分 |
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商品の説明
レビュー
[1]監督: アキ・カウリスマキ/ビクトル・エリセ/ヴェルナー・ヘルツォーク/ジム・ジャームッシュ/ヴィム・ヴェンダース/スパイク・リー/チェン・カイコー[2]ベルナルド・ベルトルッチ/マイク・フィギス/イジー・メンツェル/イシュトヴァン・サボー/クレール・ドゥニ/フォルカー・シュレンドルフ/マイケル・ラザフォード/ジャン=リュック・ゴダール
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, ドイツ語
- 梱包サイズ : 19.4 x 13.6 x 2.4 cm; 281 g
- EAN : 4988103630668
- 監督 : アキ・カウリスマキ, ビクトル・エリセ, ヴェルナー・ヘルツォーク, ジム・ジャームッシュ, ヴィム・ヴェンダース
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 3 時間 18 分
- 発売日 : 2004/7/9
- 出演 : オムニバス・ムービー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ドイツ語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : 日活
- ASIN : B00016AWD8
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,217位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,856位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月17日に日本でレビュー済み
15人の巨匠たちが10分という時間をどう描くか興味深く見た。
10分と言ってもドラマもあれば、実験映像的な物もあり
監督によって、こうも描き方が違うのかと感じた。
印象に残ったのはベルナルド・ベルトルッチ / 『水の寓話』と
イジー・メンツェル / 『老優の一瞬』、マイク・フィギス / 『時代×4』
ベルトルッチは好きということもあるが、映像が美しい。
モノクロだが色彩を感じさせる色に仕上がっている。また、ストーリーもまとまっている。
イジー・メンツェルは、映像のモンタージュだが老優の生き様を上手く描いている。
マイク・フィギスは、同時進行する4台のカメラで1つのストーリーを描いていて不思議な感覚がある。
いずれにしても、普段長編の映画では見ることの出来ない巨匠たちの作品であることは間違いない。
分かりやすく言うとショートフィルムというよりは、10分のコマーシャルを見ている感覚に近いかもしれない。
長編映画よりも短編にまとめるのがどれだけ大変か、監督の技量が良くわかるDVD。
10分と言ってもドラマもあれば、実験映像的な物もあり
監督によって、こうも描き方が違うのかと感じた。
印象に残ったのはベルナルド・ベルトルッチ / 『水の寓話』と
イジー・メンツェル / 『老優の一瞬』、マイク・フィギス / 『時代×4』
ベルトルッチは好きということもあるが、映像が美しい。
モノクロだが色彩を感じさせる色に仕上がっている。また、ストーリーもまとまっている。
イジー・メンツェルは、映像のモンタージュだが老優の生き様を上手く描いている。
マイク・フィギスは、同時進行する4台のカメラで1つのストーリーを描いていて不思議な感覚がある。
いずれにしても、普段長編の映画では見ることの出来ない巨匠たちの作品であることは間違いない。
分かりやすく言うとショートフィルムというよりは、10分のコマーシャルを見ている感覚に近いかもしれない。
長編映画よりも短編にまとめるのがどれだけ大変か、監督の技量が良くわかるDVD。
2006年10月3日に日本でレビュー済み
ネームバリュー…。
あぁ、期待してしまった。
あぁ、その名前の大きさ、人数に負けた。喜んで買ってしまった。
特典映像の短編ドキュメンタリー以外…くそおもんなかった!!
いや、くそおもんないのが多くて、それがほんまにおもんなくて、もしかしたら面白いかもしれない作品もダルく見える様にしてしまったのかな。
うん、…それや。
ネームバリュー…。日本語で何ていうのかさえ分からない。何とか商品価値か?日本人やろ、自分のあほ!!
あほには難しくてさっぱり分からんのが多かった。賢そうなことばっか並べられても、こっちはあほ。
映画を娯楽ととらえてるだけの、ただのあほ。
…ゔ〜分からん!!
賢そうなもの見たからって面白かったふりなんかできん!!!
普通の物語の映画を10分の尺で作ったらいいんじゃないの?!?!わざわざ10分に10分をかけておもんなくする必要はどこにある?!?!
ゴダールは賢い、はい もう分かった!はよ帰れ!!!
名前だけで買ったら駄目。ブランドだけで買ったら駄目。そうゆう勉強にはなった。これは勉強代だと。そう思っておこう。
勉強したい人は買えばいい。ほんと勉強になる。
いい勉強させてもらいました。これをふまえて、もう横文字には負けない!!!
あぁ、期待してしまった。
あぁ、その名前の大きさ、人数に負けた。喜んで買ってしまった。
特典映像の短編ドキュメンタリー以外…くそおもんなかった!!
いや、くそおもんないのが多くて、それがほんまにおもんなくて、もしかしたら面白いかもしれない作品もダルく見える様にしてしまったのかな。
うん、…それや。
ネームバリュー…。日本語で何ていうのかさえ分からない。何とか商品価値か?日本人やろ、自分のあほ!!
あほには難しくてさっぱり分からんのが多かった。賢そうなことばっか並べられても、こっちはあほ。
映画を娯楽ととらえてるだけの、ただのあほ。
…ゔ〜分からん!!
賢そうなもの見たからって面白かったふりなんかできん!!!
普通の物語の映画を10分の尺で作ったらいいんじゃないの?!?!わざわざ10分に10分をかけておもんなくする必要はどこにある?!?!
ゴダールは賢い、はい もう分かった!はよ帰れ!!!
名前だけで買ったら駄目。ブランドだけで買ったら駄目。そうゆう勉強にはなった。これは勉強代だと。そう思っておこう。
勉強したい人は買えばいい。ほんと勉強になる。
いい勉強させてもらいました。これをふまえて、もう横文字には負けない!!!
2004年12月26日に日本でレビュー済み
カウリスマキは極限までムダを削ぎ落とし、その削ぎ落とし自体が何か過剰だが、それでいて妙に洒脱で、彼が尊敬する小津監督の、お茶漬け的ノホホンさの中に孕まれた独自の緊張感とは意外と対照的。
エリセが最高で、10分という時間そのものに静かに寄り添う眼差しの温かみが、一秒一秒に無言で脈打つ生を浮き彫りにする。
ヘルツォークは奥地に行き、とりあえずは面白い記録映画。
ジャームッシュは、女優の微熱的苛立ちがアンニュイで良い。
ヴェンダースは、幻覚症状のリアルさと、いつ病院に着くかという緊張感で、所謂‘面白さ’では一番。
リーは、メディアの加速する時間の中で一分一秒を争う政治劇を見事に活写するが、その分、一度観ただけでは理解しきれないかも。
カイコーは、人と人との微妙なバランスが支える幻想を描くが、最後の余計な善意で台無しに。
ベルトルッチはアジア的寓話を撮りたかっただけの、退屈なオリエンタリズム。
メンツェルは、生保のCFを10分に引き伸ばしたような、善良なる凡作。
サボーは、夫婦間にはありそうな悲劇だが、切ない。
ドゥニは可愛い、じゃなくて、彼女が列車の中でナンシーに問う姿は『中国女』の一場面を連想させ、話の中身は何かで読んだような内容だが、実際に哲学者が動いて肉声で話す様子は見ていて楽しいし、オチがちょっと好き。
フィギスの画面4分割はM.ゴンドリー的アイデアでもあれば面白かったろうけど、その辺が中途半端で、観てるこっちの集中力まで4分の1に。
シュレンドルフは、時間に関する青臭い哲学問答が広末涼子的レベルで語られるだけ。
ラドフォードは地味なSFだが、滋味のある人間ドラマをキッチリ職人技で描ききる誠実さに乾杯。
ゴダールは哀しいかな遂に、偉大な‘総合芸術’的記念碑『映画史』後、老人の繰り言の如き境地へ行った観。
監督も個性的だが、観る人の評価にも個性が出る。皆で「これダメ」「いや、これは…」と一晩、語れそう。
エリセが最高で、10分という時間そのものに静かに寄り添う眼差しの温かみが、一秒一秒に無言で脈打つ生を浮き彫りにする。
ヘルツォークは奥地に行き、とりあえずは面白い記録映画。
ジャームッシュは、女優の微熱的苛立ちがアンニュイで良い。
ヴェンダースは、幻覚症状のリアルさと、いつ病院に着くかという緊張感で、所謂‘面白さ’では一番。
リーは、メディアの加速する時間の中で一分一秒を争う政治劇を見事に活写するが、その分、一度観ただけでは理解しきれないかも。
カイコーは、人と人との微妙なバランスが支える幻想を描くが、最後の余計な善意で台無しに。
ベルトルッチはアジア的寓話を撮りたかっただけの、退屈なオリエンタリズム。
メンツェルは、生保のCFを10分に引き伸ばしたような、善良なる凡作。
サボーは、夫婦間にはありそうな悲劇だが、切ない。
ドゥニは可愛い、じゃなくて、彼女が列車の中でナンシーに問う姿は『中国女』の一場面を連想させ、話の中身は何かで読んだような内容だが、実際に哲学者が動いて肉声で話す様子は見ていて楽しいし、オチがちょっと好き。
フィギスの画面4分割はM.ゴンドリー的アイデアでもあれば面白かったろうけど、その辺が中途半端で、観てるこっちの集中力まで4分の1に。
シュレンドルフは、時間に関する青臭い哲学問答が広末涼子的レベルで語られるだけ。
ラドフォードは地味なSFだが、滋味のある人間ドラマをキッチリ職人技で描ききる誠実さに乾杯。
ゴダールは哀しいかな遂に、偉大な‘総合芸術’的記念碑『映画史』後、老人の繰り言の如き境地へ行った観。
監督も個性的だが、観る人の評価にも個性が出る。皆で「これダメ」「いや、これは…」と一晩、語れそう。
2007年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すみません、まだ全部見ていないのですが、エリセ監督のライフライン見たさに購入し、これだけは3回見ました。
10分という時間がこんなにも豊かで奥深いものであることに、自らの時間の過ごし方やプレゼンテーションを振り返って愕然とする思いでした。
ミツバチのささやきとか、エル・スール、さらにはマルメロの陽光についてさえ、一応、筋は言えなくても、「こんな雰囲気」と言えるのだけれど、この10分の映画について、なぜかそれを語ることができないのか不思議で、レビューの役割を果たしていないかもしれませんが、ただ、この豊潤さをお伝えだけしておこうと思いました。
10分という時間がこんなにも豊かで奥深いものであることに、自らの時間の過ごし方やプレゼンテーションを振り返って愕然とする思いでした。
ミツバチのささやきとか、エル・スール、さらにはマルメロの陽光についてさえ、一応、筋は言えなくても、「こんな雰囲気」と言えるのだけれど、この10分の映画について、なぜかそれを語ることができないのか不思議で、レビューの役割を果たしていないかもしれませんが、ただ、この豊潤さをお伝えだけしておこうと思いました。
2005年7月8日に日本でレビュー済み
たかが10分とはいえ、これだけ内容の詰まった作品を連続で観るととても疲れる。それぞれの監督の個性が発揮されているので、3~5作品見る度に休憩を入れたほうが良いだろう。
個人的には、テンポよく観られるスパイク・リー、淋しくもあり優しくもあるチェン・カイコー、映像に迫力のあるゴダールの作品が気に入っている。特にゴダールの『時間の暗闇の中で』は良かった。彼の作品は内臓を破壊されるような衝撃力がある。・・・上手く説明できないが、とにかく凄い。これだけの名監督が揃い、たった10分という制約を受けているにもかかわらず、圧倒的な存在感を出せるのは流石としか言いようがない。彼の映像は「気持ち悪い」とか、「怖い」なんて言葉で形容できるものではない。とにかく凄いのだ。人間の根本的・本質的な部分に直接訴えかけるような映像は、破壊力抜群である。
名監督15人の作品が一気に観られるのだから、映画好きなら観るしかない。是非とも御賞味あれ。
個人的には、テンポよく観られるスパイク・リー、淋しくもあり優しくもあるチェン・カイコー、映像に迫力のあるゴダールの作品が気に入っている。特にゴダールの『時間の暗闇の中で』は良かった。彼の作品は内臓を破壊されるような衝撃力がある。・・・上手く説明できないが、とにかく凄い。これだけの名監督が揃い、たった10分という制約を受けているにもかかわらず、圧倒的な存在感を出せるのは流石としか言いようがない。彼の映像は「気持ち悪い」とか、「怖い」なんて言葉で形容できるものではない。とにかく凄いのだ。人間の根本的・本質的な部分に直接訴えかけるような映像は、破壊力抜群である。
名監督15人の作品が一気に観られるのだから、映画好きなら観るしかない。是非とも御賞味あれ。
2004年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
存分に観てやってください。ハッキリ言って満足度100%!
マニアックな映画好きなら特にご覧あれ、といった感じです。
僕は大学で映像を専攻しているのですが、この作品達から学ぶモノはたくさんありました。
創り手側からも、観る側からも、ネームバリューありきの作品といったらそうかもしれませんが、僕にはその余裕があるからこそ創れた、好き勝手な作品に思えます。
好きな映像をやりたいように創った作品。その自分勝手さが、彼らの才能や独創性を感じれます。
個人的には、ジャン・リュック・ゴダールとヴィム・ヴェンダースの作品が特にGood!!
マニアックな映画好きなら特にご覧あれ、といった感じです。
僕は大学で映像を専攻しているのですが、この作品達から学ぶモノはたくさんありました。
創り手側からも、観る側からも、ネームバリューありきの作品といったらそうかもしれませんが、僕にはその余裕があるからこそ創れた、好き勝手な作品に思えます。
好きな映像をやりたいように創った作品。その自分勝手さが、彼らの才能や独創性を感じれます。
個人的には、ジャン・リュック・ゴダールとヴィム・ヴェンダースの作品が特にGood!!
2005年3月2日に日本でレビュー済み
7人の監督が「10分間」という時間を与えられ、それぞれ作ったオムニバス映画。短い時間でそれぞれ監督の個性が楽しめるのが良かった、「映画監督お試し版」というのはちょっと乱暴か。
映画や音楽を見たり聴いたりして「うぉ!!」と思うとき「出会った」と感じることがある。有名どころが結構作っていたが、今回「ビクトル・エリセ」という聞いたことがなかった監督の作品「ライフライン」に対してそう感じずにはいられなかった。10分という時間の流が、一番短くも長くも感じた。
この監督、10年に一度のスパンで映画を作るという非常に贅沢な時間の使い方をしているからだろうか、時間の使い方をよくわかっている印象を受けた。
映画や音楽を見たり聴いたりして「うぉ!!」と思うとき「出会った」と感じることがある。有名どころが結構作っていたが、今回「ビクトル・エリセ」という聞いたことがなかった監督の作品「ライフライン」に対してそう感じずにはいられなかった。10分という時間の流が、一番短くも長くも感じた。
この監督、10年に一度のスパンで映画を作るという非常に贅沢な時間の使い方をしているからだろうか、時間の使い方をよくわかっている印象を受けた。