何度聴いても心が踊るポップな作品です。あくまで私個人の見解ですが・・・
大人になっても童心のまま、気持ちのおもむくままにアルバム製作を行ったような作品です。その意味では盟友のシド・バレットや後に共演する、鬼才ブライアン・イーノにちかいナチュラルな「おもちゃ感覚」のアーチストだと思うのですが。
ハーヴェスト時代の後のアルバムに比べて、先の読めないようなキテレツな作品ではないので、思いっきり脱力状態で聴ける作品でしょう。この人の初期作品はどれも楽しいですね。
私も歳を取るにつれ、ニコ、ジョン・ケール、ロバート・ワイアットの初期作品同様に、このような素晴らしい作品に囲まれて生きていることの何気ない幸せをかみしめます。