ヒューマンな内容に目が行ってしまいますが、ところどころジム・ジャームッシュ張りのオフビート感も漂っています。
とにかく、この監督、かなりの技巧派だとお見受けします。画面の端々まで目が行き届いている感じ。
(少しネタバレ)
たとえば、冒頭の妄想に出てくる体を洗うマシーン。「自動洗車機か!」と見ている人はツッコミを入れたと思います。
そのことを忘れかけた頃に、本物の自動洗車機が登場したりします。よくわからないけど、面白いです。
妻に弟のことを話したとたん、電話が切れるところもおもしろかった。
あそこは、笑うところだと思います。監督も狙っているはずです。
とりとめもなく書いていますが、本当によくできた映画です。