独自なボーカルで、魅了する鈴木雅之さんを愛する今一線で活躍するアーティストが10組も参加した豪華なアルバム。まずは、マーチンに楽曲を提供したこともある小田和正さんが歌い、山弦が演奏するのは、山下達郎さん作曲、竹内まりやさん作詞の名曲「Guilty」。ラッツ&スターの名曲「Tシャツに口紅を」はアカペラグループの牽引者のゴスペラーズと同僚だった桑原信義がコラボレーション。しっとりと歌うバラード「ガラス越しの消えた夏」はフランスの歌姫クレモンティーヌとアコーディオン奏者Cobaがフランスでレコーディング。が小田和正が作った曲は2曲収録。「ファーストラブ」はノリにのっていSKOOP ON SOMEBODYが熱唱。切なく歌う名曲「別れの街」はこれまた独特のコーラスを提供するAJI。あの吉田美奈子がマーチンにプレゼントしたCMでもお馴染みの壮大な名曲「Liberty」は、つややかなボーカルのCrystal Kayが熱唱。面白いのは、元チェッカーズのリズム隊が解散後初のレコーディングで「め組の人」を熱演。ビールのCMで熱唱の「DRY・DRY」は元気のよいボーカルのMISS Mondayと怒濤のコラボレーション。他にも佐藤竹善&塩谷哲によるユニットSalt&Sugar、Puffyといった面々も参加。曲とアーティストの個性が凄く合っているように思います。マーチンとは違った魅力をどのように表現してくれるのか楽しみです。こんな豪華なトリビュートは、なかなかないと言い切れるCDです。