Amazonレビュー
日本人がなかなか獲得できなかったファンクネスを軽やかに身にまとい、ジャージ姿でイカ天に登場したフライングキッズは衝撃的だった。あれから15年、彼らの歴史を俯瞰(ふかん)するベストアルバムが登場した。
名曲「幸せであるように」に代表されるファンクへの傾倒が明快な初期の作品から、爽快なポップセンスを見せる中後期の楽曲群に至るまで、振り返ってみればその音楽性の変遷は思っていた以上に大きい。しかし、そこで歌われているのは一貫して「大人になることの痛み」であることに気づく。だからこそ彼らは多くの人にとっての「青春」であり続けるのだろう。昔の写真のように切ないアルバム。(大脇太一)
メディア掲載レビューほか
FLYING#KIDSのベスト・アルバム。初回盤はボーナス・ディスクとして、浜崎貴司セレクトによる裏ベストを封入。未発表ヴァージョンなど貴重な音源が聴ける。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)