
市川崑監督が谷崎潤一郎の原作小説に挑み、そのリリシズムと美意識を艶やかに開花させた名作。昭和13年。戦争の足音が近づく大阪・船場の名家薪岡家の四姉妹は、三女雪子の縁談の話や四女妙子の奔放な言動など、何かと騒々しい日々を送っていた。そんな折り、長女鶴子の夫、辰雄が勤め先の銀行から東京転勤の辞令を受け...
第19回東京国際映画祭の上映作品が発表されたが、例によって2、3ヶ月先に公開される作品を必死でチケットを取る必要もなく、ただの有料試写会でしかないので、よほど他人より先に観ることに喜びを感じるヒト以外はラインナップの大半が魅力的に映らないのではないかと思うが、こういう場を活かして観るべきは公開が随分先か予定が立っていない作品、そして特集上映の類で、殊に今回は市川崑映画祭の様相を呈している。クロージ 続きを読む
映画をめぐる怠惰な日常 - 第19回東京国際映画祭は市川崑映画祭である