このバンドに興味を持ったのは最近で、半年ほど前にこちらの作品から購入して聴きました。その後、「COPY」「delayed」「delayedead」「syrup16g」「Hurt」と、本作を含め計6枚のアルバムを聴きましたが、この「Mouth to Mouse」が総合的に見て一番気に入っています。
とっ散らかっているという意見もありますが、個人的には様々な曲調があってバランスが取れていると思いました。全体的には、そんなに攻撃的なわけでもなく、かといってそんなに静かなわけでもないという印象です。ベスト盤には収録されていませんが、『実弾』『回送』『変態』が特に気に入っています。syrup16gのアルバムでは、シングル曲が収録されているのは後にも先にもこの作品だけであり、カップリング曲も入っているので、既出の曲が14曲中8曲あります。なので、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。しかし、初めて聴く人には受け入れられやすいと思います。
syrup16gに興味を持った人は、この作品から聴いてみてはいかがでしょうか。僕はこの作品を最初に聴いて正解だったと思っています。
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Mouth To Mouse
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曲目リスト
1 | 実弾(Nothing's gonna syrup us now) |
2 | リアル |
3 | うお座 |
4 | パープルムカデ |
5 | My song |
6 | I・N・M |
7 | 回送 |
8 | 変態 |
9 | 希望 |
10 | 夢 |
11 | Mouth to Mouth |
12 | メリモ |
13 | ハミングバード |
14 | Your eyes closed |
商品の説明
Amazonレビュー
“生き延ばし”はピーズはるの名言だが、とりあえずではなくて意思的に、死ぬまで生きようとすることに変わりはない。そしてそういう人間は瞬間の興奮と感動を重ねるしかない。シロップはこのアルバムで、自身の音楽が“救命”であることに自覚的になったんじゃないだろうか。
ここ1年のドキュメントであった「パ―プルムカデ」「My Song」「夢」「リアル」といった曲群の音像はバラバラだし、アルバム冒頭では従来なかったガレージバンドの如きアンセム「実弾」が思いっきりカラ元気で鳴らされる。ラストでは「愛しかないとか思っちゃう ヤバイ」なんて、前向きというには余りにも破綻しているリリックをつむぐ。でも整理されてなくて当り前なのだ。後は、聴いたアナタが自分を生殺しにするか否か、それだけだ。(石角友香)
メディア掲載レビューほか
スリーピース・ロック・バンド、syrup16gの通算4枚目のアルバム。UKロックに影響を受けたメロディが魅力の一枚。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14 x 12.6 x 0.8 cm; 58.97 g
- メーカー : 日本コロムビア
- EAN : 4988001913146
- 時間 : 1 時間 9 分
- レーベル : 日本コロムビア
- ASIN : B0001DD0YO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 225,815位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 68,620位J-POP (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年6月11日に日本でレビュー済み
ライブ動員数は好調なのにCDの売上が芳しく無く、大衆にウケるようにとお達しが入ったのか?
メンバーと事務所で揉めたであろうと感じることが出来る作風です。
妙に綺麗なメロディーラインとせめてもの抵抗なのか不気味な不協和音も織り交ぜた解散までの中で最も安定感があり完成度が高いです。
世間にもSyrupはちゃんと売れ線が書けるのを認知させた作品。
只、作者である五十嵐氏はこのスタイルに納得が行かず他の二人とも息が合わず解散の道を辿るのだが・・・。
家でじっくりと何もすることなく歌詞にだけ注意して欲しい聞いて欲しい作品です。
メンバーと事務所で揉めたであろうと感じることが出来る作風です。
妙に綺麗なメロディーラインとせめてもの抵抗なのか不気味な不協和音も織り交ぜた解散までの中で最も安定感があり完成度が高いです。
世間にもSyrupはちゃんと売れ線が書けるのを認知させた作品。
只、作者である五十嵐氏はこのスタイルに納得が行かず他の二人とも息が合わず解散の道を辿るのだが・・・。
家でじっくりと何もすることなく歌詞にだけ注意して欲しい聞いて欲しい作品です。
2004年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでの作品で生きていくやるせなさ、生きにくさを存分に歌い上げて
たどり着いた今作は一転して前向きさ、光や希望を求める姿勢が静かにも前面に
出されているイイ意味で普通感覚で楽しめる作品に仕上がっている。
特にラストの2曲は穏やかな幸福感に包まれていたりして……。
やや過去の作品よりのめり込み度は少なく思われるもののシロップらしさは
決して失われてはいない。新しい局面を見せつつ味わい深い一枚。
たどり着いた今作は一転して前向きさ、光や希望を求める姿勢が静かにも前面に
出されているイイ意味で普通感覚で楽しめる作品に仕上がっている。
特にラストの2曲は穏やかな幸福感に包まれていたりして……。
やや過去の作品よりのめり込み度は少なく思われるもののシロップらしさは
決して失われてはいない。新しい局面を見せつつ味わい深い一枚。
2005年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シロップを聞いた時、他のアーティストには無い良さを感じた。このアルバムがそれをより強く感じられる。衝撃が走るとかそういう良さでは無い。何かジワジワと心の中に侵入してくる、そして気が付けば音楽に聞き入ってる、何度も聞いてしまう、そんな良さを感じる。その感じがたまらなくいい。曲と歌詞はマイナスの思考も受け入れてくれる。聞いてて居心地が良い。ミスチルとかBUMPの暗めの曲が好きな人はハマリそうな気がする。
2007年11月16日に日本でレビュー済み
シロップが歌ってきた事柄ってそんなにネガティブだろうか?と最近思うようになっています。
確かに聴いててキツイ人はキツイだろうし、駄目な人は駄目でしょう。
ただ、諦念にしろ、自虐にしろ、世の中の80%くらいの人は16、7年も生きれば一種の「常識」として心の一部に存在してるはず。
シロップなんて、という人はその部分をいたずらに弄ばれているような気分になってしまったのかもしれません。
五十嵐さんは私の聞く限りそんな下世話な表現はしてないと思う。ただただ真摯に自分の直情を晒していただけであると思います。極めて「まとも」に。
彼は別に奇を衒って私たちの気を引きたいのではなく、ただただ当たり前の感情として、自らの詩を私たちの心の情景に加えて欲しいと願っている。
そうでなければ何故こんな魅惑的な音像にこの歌を乗せて叫んだり出来る?
今作において、その歌詞のモチーフは大きく広がりました。
恋愛を謳い、反戦を叫び、希望を覗かせる歌詞も散見される。今までのシロップには無かった要素です。
またバラエティ豊かな曲調によって、従来の作品よりもアルバムを統括する雰囲気が「緩く」、聴きやすい作品であるといえます。
恐らく今まで自らの内側に滾る感情からの視点のみですべての描写を行ってしまおうと思っていた彼も、表現の幅を自らに課す事で成長を試みていたのだと思います。
そう、本当はもともと恋愛も反戦も、そして希望すらシロップの歌の中には存在していた。ただとても分かりにくかっただけで。
「じゃねえよ」と時折口語を交えながら語りかけられるリアリティ。
リアルであるにも関わらず、どこか生ぬるいオーラを感じる一曲ごとの存在感も健在です。
リアル。ああ、確かに色々つらいよな。俺も就職活動がだるくてしょうがない。
こういう事を芸術として真摯に伝えられるのってやはりロックだと思うし、それを日本でやってくれてるこのバンドにはやはり感謝すべきだと思うのです。
すべての人に受け入れろとは言わない。ただ、ここで謳われる感情を否定するのは浅はかだ。
五十嵐隆の詩、次回作でも期待しています。
確かに聴いててキツイ人はキツイだろうし、駄目な人は駄目でしょう。
ただ、諦念にしろ、自虐にしろ、世の中の80%くらいの人は16、7年も生きれば一種の「常識」として心の一部に存在してるはず。
シロップなんて、という人はその部分をいたずらに弄ばれているような気分になってしまったのかもしれません。
五十嵐さんは私の聞く限りそんな下世話な表現はしてないと思う。ただただ真摯に自分の直情を晒していただけであると思います。極めて「まとも」に。
彼は別に奇を衒って私たちの気を引きたいのではなく、ただただ当たり前の感情として、自らの詩を私たちの心の情景に加えて欲しいと願っている。
そうでなければ何故こんな魅惑的な音像にこの歌を乗せて叫んだり出来る?
今作において、その歌詞のモチーフは大きく広がりました。
恋愛を謳い、反戦を叫び、希望を覗かせる歌詞も散見される。今までのシロップには無かった要素です。
またバラエティ豊かな曲調によって、従来の作品よりもアルバムを統括する雰囲気が「緩く」、聴きやすい作品であるといえます。
恐らく今まで自らの内側に滾る感情からの視点のみですべての描写を行ってしまおうと思っていた彼も、表現の幅を自らに課す事で成長を試みていたのだと思います。
そう、本当はもともと恋愛も反戦も、そして希望すらシロップの歌の中には存在していた。ただとても分かりにくかっただけで。
「じゃねえよ」と時折口語を交えながら語りかけられるリアリティ。
リアルであるにも関わらず、どこか生ぬるいオーラを感じる一曲ごとの存在感も健在です。
リアル。ああ、確かに色々つらいよな。俺も就職活動がだるくてしょうがない。
こういう事を芸術として真摯に伝えられるのってやはりロックだと思うし、それを日本でやってくれてるこのバンドにはやはり感謝すべきだと思うのです。
すべての人に受け入れろとは言わない。ただ、ここで謳われる感情を否定するのは浅はかだ。
五十嵐隆の詩、次回作でも期待しています。
2006年11月26日に日本でレビュー済み
楽曲は、とても素晴らしい 流麗なメロディに乗るのは、80〜90年代UKロック的な、ニューウェイブやシューゲイザーを思い浮かべる激しく、美しくも物悲しいギターサウンド
そして詞は、「パープルムカデ」で奏でられる激しい怒りや、「リアル」で語られる本物とはなにかという人間の根源 そして、ここまで言っていいのだろうかというまでに、人間というか、生きる根源を、絶望というよりも事実として言ってしまう「夢」
以前のどこかのインタビューで五十嵐さんは、「僕は幸せというものがもし回転寿司のように目の前に回ってきたら、それを取らずに見逃す男なんです」とこの時期に言っていた パッと差し出された希望に食い付けはしない そんなsyrup16gの根源と、人間という悲しい生き物の生きる根源を照らそうとするような作品だ
99%の絶望を歌い、あとの1%はこちらの判断にまかされる それは簡単に差し出された、安っぽい希望よりも時に求められるものかもしれない
そして詞は、「パープルムカデ」で奏でられる激しい怒りや、「リアル」で語られる本物とはなにかという人間の根源 そして、ここまで言っていいのだろうかというまでに、人間というか、生きる根源を、絶望というよりも事実として言ってしまう「夢」
以前のどこかのインタビューで五十嵐さんは、「僕は幸せというものがもし回転寿司のように目の前に回ってきたら、それを取らずに見逃す男なんです」とこの時期に言っていた パッと差し出された希望に食い付けはしない そんなsyrup16gの根源と、人間という悲しい生き物の生きる根源を照らそうとするような作品だ
99%の絶望を歌い、あとの1%はこちらの判断にまかされる それは簡単に差し出された、安っぽい希望よりも時に求められるものかもしれない
2007年3月20日に日本でレビュー済み
このアルバムは、Syrupにしては珍しい「希望」や「夢」など、明るいテーマについて歌っている曲が多い。
でも、単純に「希望はいつだってある」だとか「夢を持て」だとか、そんなことを歌っている訳ではない。
其処にもSyrupらしい、毒のある音楽性が確かにある。
独特な歌い方や、自分を皮肉った歌詞などが印象的。
珍しい「反戦歌」(パープルムカデ)も収録されており、聴き応えは十分である。
いつもとちょっと違うSyrupも、Syrupらしくて、また良い。
でも、単純に「希望はいつだってある」だとか「夢を持て」だとか、そんなことを歌っている訳ではない。
其処にもSyrupらしい、毒のある音楽性が確かにある。
独特な歌い方や、自分を皮肉った歌詞などが印象的。
珍しい「反戦歌」(パープルムカデ)も収録されており、聴き応えは十分である。
いつもとちょっと違うSyrupも、Syrupらしくて、また良い。
2006年12月22日に日本でレビュー済み
「リアル」や「パープルムカデ」「夢」のような、今ここにある絶望を冷徹に認識するところから“生”をリアルに志向するシロップらしい激しくエッジの効いた重い曲ももちろんいいのですが、アルバム全体としては、何と言うか薄い膜に被われている気分になるような、幼児的な奇妙な安心感に包まれるような曲が多いアルバムだなという印象を受けます。「うお座」「My Song」「I・N・M」「希望」「ハミングバード」などがそういう曲だと思うのですが、メロディがより普遍的で、あまり余計なアレンジを施さずに曲と詞だけでシンプルに聴かせる楽曲になっているように思います。
はっきり言ってシロップが好きな人は多分どのアルバムを聴いても好きになるし、嫌いな人はどれを聴いても嫌いだと思うのですが、このアルバムはあまり人に教えたくない感じのこっそり一人で聴いて甘い気分に浸りたい1枚ですね。よりロックでヘヴィなシロップを求めるなら『クーデター』や『delayedead』の方がいいかもしれません。
それにしても次のアルバムはいつ出るんでしょう?ライヴでさんざん新曲やっといて、もうだいぶ待ってるんですけどね。
はっきり言ってシロップが好きな人は多分どのアルバムを聴いても好きになるし、嫌いな人はどれを聴いても嫌いだと思うのですが、このアルバムはあまり人に教えたくない感じのこっそり一人で聴いて甘い気分に浸りたい1枚ですね。よりロックでヘヴィなシロップを求めるなら『クーデター』や『delayedead』の方がいいかもしれません。
それにしても次のアルバムはいつ出るんでしょう?ライヴでさんざん新曲やっといて、もうだいぶ待ってるんですけどね。