また見たくなって購入。
行定監督の映画は好きで、学生時代にたくさん観ていました。
セカチューが話題になって、なんとなく作品を観なくなってしまっていました。
その後の作品を観てみたいと思います。
スケールが小さい映画が好みです。
きょうのできごとというできごと [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 田中麗奈, 柏原収史, 伊藤歩, 石野敦士, 三浦誠己, 池脇千鶴, 松尾敏伸, 妻夫木聡, 行定勲 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 5 分 |
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商品の説明
レビュー
監督・企画・編集: 斉藤哲雄 音楽: 矢井田瞳 出演: 田中麗奈/妻夫木聡/伊藤歩/柏原収史/三浦誠己/石野敦士/松尾敏伸/池脇千鶴
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- 言語 : 日本語
- EAN : 4947864900441
- 監督 : 行定勲
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 5 分
- 発売日 : 2004/3/17
- 出演 : 田中麗奈, 妻夫木聡, 伊藤歩, 柏原収史, 三浦誠己
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : レントラックジャパン
- ASIN : B0001E3EVM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 23,817位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 4位日本のメイキング映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず初めに、この作品は、恐らく、100人が見て100人が満足する映画ではないと思います。
非常にゆったりとしたストーリー、ありふれた日常を描く世界観、映画として素晴らしいものではありますが、中には「で?何が言いたかったの?」という感想に終始してしまう人もいるはずです。それもそのはず、この映画の主題はタイトルのまま「きょうのできごと」だからです。
話を簡潔にまとめると、主人公中沢(妻夫木)の京都にいる友人、正道(柏原収史)宅に何人かの人間が集まり、飲み(進学祝い)、そして別れるという、主人公たちの日常がメインとしてあり、そこに加えてクジラの座礁、壁に挟まれた男(大倉孝二)という、同時に世の中で起こっているできことが描かれるというものです。面白可笑しくしようとしている描写はありますが、ストーリーは特別何があるということもなく、時折、人物の回想などもはさみつつ、淡々と進んでいきます。
さて、ここからは若干のネタバレもありつつの個人的な感想・考察になってしまいます。
クジラの座礁と、ビルに挟まれた男、このふたつについては、普通の恋愛モノの映画であれば、ストーリーを動かすわけでもなく、さほど必要性を感じない描写ではありますが、ここにこそ、「きょうのできごと」のメッセージがあるような気がします。劇中、正道がクジラの座礁のニュースを見たあとでボソッと呟く「おれらの知らへんうちにいろんなところで、いろんなことが起きてるんやな」の一言。この一言は後輩のかわち(松尾敏伸)に「そんな当たり前のこと」と一蹴されてしまいます。
ここで現実を考えてみると、世界では知らない出来事が同時並行的に起こっていて、ニュースなどを通じてその一端を知ることはできますが、その本質的なこと、事の顛末を知ることはとても少ないように思います。「世界」なんて範囲を広げなくてもそれは同じで、身近なこと・身近な人の事でも知らないまま終わってしまうということがたくさんあります。
劇中で座礁したクジラは最後にどうなったのか。死んだのか、海に還ったのか。それを知っているのは、浜辺の少女だけ。壁に挟まれた男の結末も、一部の人間しか知りません。それだけではなく、かわちがその日京都に来る前に何があったのか、正道が買い出しに行っている間に何があったのか、そして、真紀(田中麗奈)が知りたがった中沢の学生時代の話。それは、映画を鑑賞している立場だからこそすべて分かるというだけで、劇中の人物はそれぞれ知りません。
知っているようで知らないこと。メディアが発達しても、そういうことはたくさんあるのだということ。身近な人であっても、たくさん話をしているようであっても、そういうことはたくさんあるのだということ。
換言してしまえば、「当たり前のこと」。
それが言いたかったのではないかなぁ、と思います。
ただ漫然と過ごしてしまう日常にも、この映画と比べても決して遜色のない、おもしろく、切なく、ありふれたできごとが近いところ、遠いところでたくさん起こっている。
そういった、「当たり前のこと」について少し想いを巡らせてしまう映画ではないでしょうか。
この映画で描かれているのは、作られた10年と少し前のできごとではなく、きっと「きょうのできごと」です。
非常にゆったりとしたストーリー、ありふれた日常を描く世界観、映画として素晴らしいものではありますが、中には「で?何が言いたかったの?」という感想に終始してしまう人もいるはずです。それもそのはず、この映画の主題はタイトルのまま「きょうのできごと」だからです。
話を簡潔にまとめると、主人公中沢(妻夫木)の京都にいる友人、正道(柏原収史)宅に何人かの人間が集まり、飲み(進学祝い)、そして別れるという、主人公たちの日常がメインとしてあり、そこに加えてクジラの座礁、壁に挟まれた男(大倉孝二)という、同時に世の中で起こっているできことが描かれるというものです。面白可笑しくしようとしている描写はありますが、ストーリーは特別何があるということもなく、時折、人物の回想などもはさみつつ、淡々と進んでいきます。
さて、ここからは若干のネタバレもありつつの個人的な感想・考察になってしまいます。
クジラの座礁と、ビルに挟まれた男、このふたつについては、普通の恋愛モノの映画であれば、ストーリーを動かすわけでもなく、さほど必要性を感じない描写ではありますが、ここにこそ、「きょうのできごと」のメッセージがあるような気がします。劇中、正道がクジラの座礁のニュースを見たあとでボソッと呟く「おれらの知らへんうちにいろんなところで、いろんなことが起きてるんやな」の一言。この一言は後輩のかわち(松尾敏伸)に「そんな当たり前のこと」と一蹴されてしまいます。
ここで現実を考えてみると、世界では知らない出来事が同時並行的に起こっていて、ニュースなどを通じてその一端を知ることはできますが、その本質的なこと、事の顛末を知ることはとても少ないように思います。「世界」なんて範囲を広げなくてもそれは同じで、身近なこと・身近な人の事でも知らないまま終わってしまうということがたくさんあります。
劇中で座礁したクジラは最後にどうなったのか。死んだのか、海に還ったのか。それを知っているのは、浜辺の少女だけ。壁に挟まれた男の結末も、一部の人間しか知りません。それだけではなく、かわちがその日京都に来る前に何があったのか、正道が買い出しに行っている間に何があったのか、そして、真紀(田中麗奈)が知りたがった中沢の学生時代の話。それは、映画を鑑賞している立場だからこそすべて分かるというだけで、劇中の人物はそれぞれ知りません。
知っているようで知らないこと。メディアが発達しても、そういうことはたくさんあるのだということ。身近な人であっても、たくさん話をしているようであっても、そういうことはたくさんあるのだということ。
換言してしまえば、「当たり前のこと」。
それが言いたかったのではないかなぁ、と思います。
ただ漫然と過ごしてしまう日常にも、この映画と比べても決して遜色のない、おもしろく、切なく、ありふれたできごとが近いところ、遠いところでたくさん起こっている。
そういった、「当たり前のこと」について少し想いを巡らせてしまう映画ではないでしょうか。
この映画で描かれているのは、作られた10年と少し前のできごとではなく、きっと「きょうのできごと」です。
2013年4月29日に日本でレビュー済み
田中麗奈さんの関西弁だけが…残念
その一方他の役者さんが予想以上に関西弁が上手く腹立たしく感じませんでした
妻夫木の関西弁が上手くてビックリしました
関西舞台にするなら山田太郎さんは必須です!
ちょっとしたニュースを観ながら,思った事を適当な感じで,適当に口にして続く日常が平和感を出してます
眠れない夜に観るに最適です
昼に観るには昼寝注意(笑)
これが本当のリアル青春
当たり前な普通の青春時代で懐かしい
その一方他の役者さんが予想以上に関西弁が上手く腹立たしく感じませんでした
妻夫木の関西弁が上手くてビックリしました
関西舞台にするなら山田太郎さんは必須です!
ちょっとしたニュースを観ながら,思った事を適当な感じで,適当に口にして続く日常が平和感を出してます
眠れない夜に観るに最適です
昼に観るには昼寝注意(笑)
これが本当のリアル青春
当たり前な普通の青春時代で懐かしい
2004年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰もが経験したことのある、また今も続いている今日という日。
みんな何か悩みがあったりそうでなかったり、いろいろなことを想いながらいつのまにか過ぎている一日を描いているので、きちんとしたストーリーというものはありません。
でもだからこそ、登場人物の言葉ひとつひとつにハッとさせられるものがあるのです。
特に好きなのは”今日と明日の境目”についての会話や
”俺らが知らへんうちにいろんなとこでいろんなことが起きてるんやなぁ”という台詞など
当たり前のことなのに目から鱗が落ちたような気持ちになりました。
この映画を観ると、自分の何気ない日常がとても愛しく想えます。
街ですれ違う他人にも、その人だけの今日があって、想うこともさまざまで・・
自分が想うあの人の今日はどんな一日だったのか。
けして感動はないけれど不思議と心に残る映画です。
それはきっとリアルな日常そのもので、生きているものだからだと思います。
ホントに大好きな映画です。
みんな何か悩みがあったりそうでなかったり、いろいろなことを想いながらいつのまにか過ぎている一日を描いているので、きちんとしたストーリーというものはありません。
でもだからこそ、登場人物の言葉ひとつひとつにハッとさせられるものがあるのです。
特に好きなのは”今日と明日の境目”についての会話や
”俺らが知らへんうちにいろんなとこでいろんなことが起きてるんやなぁ”という台詞など
当たり前のことなのに目から鱗が落ちたような気持ちになりました。
この映画を観ると、自分の何気ない日常がとても愛しく想えます。
街ですれ違う他人にも、その人だけの今日があって、想うこともさまざまで・・
自分が想うあの人の今日はどんな一日だったのか。
けして感動はないけれど不思議と心に残る映画です。
それはきっとリアルな日常そのもので、生きているものだからだと思います。
ホントに大好きな映画です。
2005年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「うまく言われへんけど」
若者(とは限らないが)それぞれが持つ悩みを1日の中で淡々と描く。
小さな悩み、それは誰もが持っているため淡々としていても心に深く染み込んで来る。
特に女優陣が良かった。
伊藤歩、2004年は8本もの映画に出演、大林宣彦監督とは4本目、岩井俊二監督とは3本目と多くの監督に使われる、若手演技派。
この映画でも「さよなら、クロ」で共演した妻夫木聡と呼吸の合った演技を見せる。
池脇千鶴、彼女の作品は今まで映画・ドラマとも一度も見たことがない(今わかった)、
しかし今回の作品で素晴らしい実力を持った女優だということがわかった今後遅ればせながら注目したい。
若者(とは限らないが)それぞれが持つ悩みを1日の中で淡々と描く。
小さな悩み、それは誰もが持っているため淡々としていても心に深く染み込んで来る。
特に女優陣が良かった。
伊藤歩、2004年は8本もの映画に出演、大林宣彦監督とは4本目、岩井俊二監督とは3本目と多くの監督に使われる、若手演技派。
この映画でも「さよなら、クロ」で共演した妻夫木聡と呼吸の合った演技を見せる。
池脇千鶴、彼女の作品は今まで映画・ドラマとも一度も見たことがない(今わかった)、
しかし今回の作品で素晴らしい実力を持った女優だということがわかった今後遅ればせながら注目したい。
2015年6月20日に日本でレビュー済み
殺人事件が起きるわけでもなし、極秘事項が暴かれるわけでもなし、若者たちのある日を描いた作品。だから何か刺激やメッセージを求める人にはオススメしません。
作品の中核をなすのが、友達が大学院に受かったことを祝いに集まった男女数人の飲み会。京都の民家を借りて住んでるみたいで学生らしくて味があります。自分が関西人であるせいか、彼らの関西弁の会話がハマりました。若干おかしなところはありますが概して非常にナチュラルな大阪弁の大学生の飲み会を再現しています。自分も伊藤歩とか田中麗奈と一緒にこんな飲み会に参加できたらええなー、と思いながらみてました。
一番オモロかったのが田中麗奈が酔っ払いながら男子学生の散髪をするところ。ハサミをふりまわして危なっかしいんだけど、とにかく可愛い。「失敗したらボウズにしたらええねん」。そのあとひどい髪型にされたブサイクな男が、きれいにカットされた気の弱いイケメンに逆恨みしてあたりちらす姿も笑った。「いろいろフクザツな事情があるねん」てただひがんでるだけ。
このストーリーと並行して進むのが、浜に打ち上げられたクジラの話と、ビルの壁に挟まれて動けなくなった男の話。これらもほのぼのして面白い。
作品の中核をなすのが、友達が大学院に受かったことを祝いに集まった男女数人の飲み会。京都の民家を借りて住んでるみたいで学生らしくて味があります。自分が関西人であるせいか、彼らの関西弁の会話がハマりました。若干おかしなところはありますが概して非常にナチュラルな大阪弁の大学生の飲み会を再現しています。自分も伊藤歩とか田中麗奈と一緒にこんな飲み会に参加できたらええなー、と思いながらみてました。
一番オモロかったのが田中麗奈が酔っ払いながら男子学生の散髪をするところ。ハサミをふりまわして危なっかしいんだけど、とにかく可愛い。「失敗したらボウズにしたらええねん」。そのあとひどい髪型にされたブサイクな男が、きれいにカットされた気の弱いイケメンに逆恨みしてあたりちらす姿も笑った。「いろいろフクザツな事情があるねん」てただひがんでるだけ。
このストーリーと並行して進むのが、浜に打ち上げられたクジラの話と、ビルの壁に挟まれて動けなくなった男の話。これらもほのぼのして面白い。
2013年7月14日に日本でレビュー済み
確かに何処にでもある日常を切り取った映画であることは間違いない。が、キャラクターに魅力がない。特にヒロインの田中麗奈初め女性キャストらはキャラが(馬鹿っぽい)安っぽ過ぎる。酔っぱらってる演技とはいえ、観てる側が引いてしまっては意味が無い。時間軸に工夫を凝らしていても誰かのパクリにしか見えない。様々な人物の様々なエピソードが繋がってるようで、よくよく考えてみると実は繋がってない。あまりにも日常的過ぎて何度も観たい映画ではありませんでした。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
「きょう」という日、今という瞬間はいとおしい。 そう思わせてくれる映画です。
作品の中の1日には、様々な出来事が起こります。
学生が飲み会をする。
少女が砂浜で自殺を思いとどまる。
ビルの間に男が挟まってしまう。
などなど色々な場面があります。
色々な人々が様々な想いを抱いて生きている。そして、どこかで何かをしている。そうやって、「きょう」という日は形成されていく。
そんな当たり前のようでなかなか気づけない事実を認識させてくれます。
偶然が重なってつくられていく1日。二度と同じ1日はないはずです。 今日と明日では、抱く想い、行動、他にも多くのものが異なることでしょう。
世界に一つだけの宝石が貴重なように、もう同じ日がない「きょう」も、とても大切なものだと思います。 この作品から「きょう」の尊さを感じました。
毎日の見方が少し変わる。そんな作品だと思います。
作品の中の1日には、様々な出来事が起こります。
学生が飲み会をする。
少女が砂浜で自殺を思いとどまる。
ビルの間に男が挟まってしまう。
などなど色々な場面があります。
色々な人々が様々な想いを抱いて生きている。そして、どこかで何かをしている。そうやって、「きょう」という日は形成されていく。
そんな当たり前のようでなかなか気づけない事実を認識させてくれます。
偶然が重なってつくられていく1日。二度と同じ1日はないはずです。 今日と明日では、抱く想い、行動、他にも多くのものが異なることでしょう。
世界に一つだけの宝石が貴重なように、もう同じ日がない「きょう」も、とても大切なものだと思います。 この作品から「きょう」の尊さを感じました。
毎日の見方が少し変わる。そんな作品だと思います。