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70年代香港映画の怪パワーを語る上で欠かせない伝説のパニック編。アメリカ版『キング・コング』(1977年)と同じ年に日本から円谷プロ門下の特撮スタッフを招聘して製作。日本でも78年に全国公開され、怪獣映画ファンを湧かせた。また、99年には本作をこよなく愛するクエンティン・タランティーノが自分のビデオ・レーベルからリリース、国際的に再注目された。
ヒマラヤの山奥に突如巨大原人が現われ、暴れ始める。現地に向かった若き冒険家のジョニー(ダニー・リー)は、半裸のブロンド美女サマンサ(エブリン・クラフト)と出会って恋におち、原人とサマンサを香港に連れ帰るが…。
ストーリーも原人の造型もまんまキングコングのパクリ、特撮も手作り風ながら、その過剰なサービス精神は本家を超えたおもしろさ。なによりヒロインの見えそで見えないセクシー衣装は今みても鼻血もので、27年前の青少年たちが受けた衝撃のほどをうかがわせる。主演は今や警察・刑事映画の大家、ダニー・リー。(望月美寿)
レビュー
製作: ラミー・ショウ 監督: ホー・メイホワ 脚本: イー・クワン 撮影: 富岡素敬 特撮監督: 有川貞昌 特殊効果: 久米攻 原人造型: 村瀬継蔵 助監督: 川北紘一 出演: ダニー・リー/エブリン・クラフト/クー・フェン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)