前作『blue zero one』を初めて聴いた時、spacekと似た雰囲気を感じた。
さて、本作だが、基本的には前作の路線をそのまま踏襲している。最小限の音の組み立て。生音と打ち込みの絶妙なバランス。ヴォーカルが音楽の構成要素の一部に過ぎないと感じさせるミックス。
あえて前作との違いを挙げるとするならば、音の粒立ちが前作よりもはっきりしているという事だろうか。平たく言えば華やかな雰囲気になった気がする。
今聴いても、決して古さは感じさせない。正にマスターピースと呼んで良い作品。
とにかくTAXIの3枚はどれを聴いてもハズレが無い。安心してお勧め出来る。