私はオッサンだ。それが LOVE PUNCH と LOVE JAM が気に入って、しょっちゅう聞いていると姪に言ったら、「欲しい」というから、くれてやった。それが2,3日経つと、妙に寂しくなった。▼この感情、なにかに似ていると思った。そうだ、夏休み中わが家に滞在していた姪たちが帰ったあとの、あの気持ちだ。子供のない私は、一月あまり少女のパッション、メランコリー、歓喜、狂気など感情の変化に振り回された後の、し~んとした平安と空しさに似ていると思い当たった。▼疾走してゆく「さくらんぼ」、メランコリックな「雨の中のメロディー」、替え歌を作って欲しい「石川大阪友好条約」、タイトルを口にした途端、メロディーが口をついて出てくる。▼青春のいまでなければ、旬の少女でなければ、出てこないメロディーや言葉がこのアルバムには詰まっている。▼また買わなくっちゃ。