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ドッペルゲンガー [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 戸田昌宏, 黒沢清, 柄本明, ユースケ・サンタマリア, ダンカン, 古澤健, 役所広司, 永作博美, 佐藤仁美 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 47 分 |
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商品の説明
商品紹介
メディカル・サイテックの研究者である早崎道夫(役所広司)は、10年前に開発した血圧計が大ヒットし、次の開発に期待が寄せられている。そんな中、早崎は高野(佐藤仁美)と青木(戸田昌宏)の二人に助手と共に、人工人体の開発を続けている。だが、開発は上手くいかず、ストレスを感じる日々を過ごしていた。部長であり、友人でも村上(柄本明)からも、予算や進行状況についてうるさく聞かれていた。そんなある日、そっくりの外見を持つ分身<ドッペルゲンガー>が早崎の前に現れた・・・。●リージョンコード : 2 (日本) ●信号方式 : NTSC (日本) ●画面サイズ : ワイドスクリーン ●色 : カラー ●言語 : 日本語, 音声解説 ●字幕 : 英語 ●音声 : 日本語 - 4.0ch Dolby Digital, 音声解説 - 2.0ch (stereo) Dolby Digital
Amazonより
思うようにいろんなことがはかどらず、ノイローゼ気味の科学者・早崎。だがそんな彼の前に“もう1人の自分”が出現。最初は幻覚だと思い込む早崎だが、分身は実体化しており、早崎の仕事を陰で助けつつ思うがままに生き、早崎の願望をどんどん叶えていく。そんな分身に次第に早崎は殺意を覚えて……。
自分探しの旅をブラック・コメディーの資質で描いた作品。誰もが思い通りに生きたいと思いつつもできずにいる現代で、どう生きるべきなのか改めて考えさせられる作品だ。マルチ画面を駆使して本体と分身が同一空間にいることを観客に信じ込ませ、殺人シーンを引いた画で見せることで背筋をゾクゾクさせる。黒沢監督らしい“映画”ならではの映像演出が、恐怖と笑いをいい具合に合致させている。役所広司のニ役の演じわけも神業的。(横森 文)
レビュー
プロデューサー: 佐藤敦/下田淳行/川端基夫 監督・脚本: 黒沢清 脚本: 古澤健 撮影: 水口智之 照明: 豊見山明長 美術: 新田隆之 録音: 郡弘道 編集: 大永昌弘 出演: 役所広司/永作博美/ユースケ・サンタマリア/ダンカン/戸田昌宏/佐藤仁美/鈴木英介/柄本明
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 109 g
- EAN : 4527427624580
- 監督 : 黒沢清
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 47 分
- 発売日 : 2004/4/23
- 出演 : 役所広司, 永作博美, ユースケ・サンタマリア, 柄本明, ダンカン
- 字幕: : 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Surround)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B0001L269Q
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 20,672位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 65位日本のホラー映画
- - 219位日本のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
抜群の特撮によって、見ているうちに、役所広司演じる科学者が、本当に二人いるように思えてくる。
テンポ(音楽とカメラワーク?)もよい。
心に残る作品である。
付記:メイキングなどの付録映像は余計。
により自分を見つめ直し〜再構築する”大人のモラトリアム”作品
(嫌でも比べてしまうのは、D・フィンチャーのファイトクラブ)
・ポイント
本体→善、分身→悪などの単純な分離ではない所
(本体←仕事熱心で社会性もあるが分身に悪い事をさせたり
殺そうとする←”自己嫌悪”の具現化
分身←殺人や強盗など屁でもないが「全て本体の為」という
献身的な性格←”自己愛”の具現化)
※本体とドッペルゲンガーの陰・陽、善・悪、光・闇、
好感・嫌悪、平和・混沌、本音・建て前、安全・冒険、
などの要素は対立二元論ではなく、
陰陽道のようにむしろ協調二元論である事を
早崎の家のソファーカバー(太極図)で暗示
★感 想
・主人公が自らの存在証明の為に取り憑かれたように制作してる
【人工人体】がどういう意図なのか初めは掴めなかったが、
恐らく身体の不自由な人の代わりに物を取ったり【生活介助】
をする設定から推測するに【自分の代わりに何かしてくれる存在】
=今作におけるドッペルゲンガー/分身の比喩なのだろう。
(しかし早崎は分身への感謝が薄い上、文句ばかり←只の自己嫌悪)
【人工人体を作る←社会貢献は副次目的で、
本当は自分自身との対話ツール】なのだろう。
その人工人体が【御役御免で自ら身を投げる】ように見えるシーンは
主人公が自分自身を確立した事の象徴なのだろう。
・黒沢清監督は主人公がヒーローやスターとは違う、
【記号ではない何者か】に人知れず変身する作品が好きなようだ。
見ているうちに主人公にそっくりなドッペルゲンガーも出てきたりしていよいよホラー映画の体を成してきたと思ったらどうもそうではないらしい
この映画のドッペルゲンガーは目撃したオリジナルを有無を言わさず三日以内に死なせてしまうとかそう言った類のものではなく、どうやらオリジナルがやりたいと思っていても出来ない行動を代理でぱっぱっと片付けてしまう便利な存在だそうだ
このあたりで主人公が自分の意思で行動していないくせに自分の本能に基づいて忠実に行動するドッペルゲンガーの存在について葛藤し始めるので、なるほど素直になれない抑圧された人間の心理を描いた映画なんだなあと思った
しかし後半に差し掛かると様相が一気に変わる
この映画には主人公が発明した障害を持った人を手助けする車椅子をさらにすごくしたようなロボットが登場するのだが、このロボットを巡ってロボットの制作に携わった多種多様な人間たちのあいだで血で血を洗うような闘争が発生し、一気にバイオレンスな映画になっていく
しかもどいつもこいつも鈍器でメッタ打ちにされたり車に押しつぶされたりしているのにワンカット挟むともう平気な顔して元気に走ったりしているので人間離れした登場人物たちのタフさ加減の方がドッペルゲンガーなんかよりよっぽどホラーだ
主人公の葛藤するさまを描いたシーンはなんだったんだ・・・なんだこの映画・・・どうなるんだ?と困惑しながら見ていると、最後はコンピュータを搭載された車椅子ロボットが自らの意思であるかのように崖から飛び降り、自殺というか大破というかとにかくブッ壊れて幕が降りる。脱力した。
恐怖・葛藤・暴力・アホなオチ
と、飽きない構成の素晴らしい映画だと思いました
早崎は理性的であり、神経質で、怒りっぽい、話べた、そして何よりも人口ロボットを作り上げることに情熱を捧げている。
一方で早崎のドッペルゲンガーは本能的で、楽天家で、お金好き、女好きで、暴力性が強い。
物語の中盤で早崎はドッペルゲンガーを殺す。
そして早崎はドッペルゲンガーと一体化し「俺はやりたいことをやる」と語る。
ロボット争奪戦の末、早崎は最終的にぎりぎりでロボットを売ることで名誉を得ることを選ばず、女と金を手にして、物語は終わる。
つまり早崎という男はドッペルゲンガーを殺し本当の自分を解放したことで、人口ロボットなんて実はどうでも良かった・・・ということに気付く。
黒沢清がこの作品にこめたメッセ―ジは、早崎のドッペルゲンガーの部分が勝った。あるいは理性的な早崎が負けた。という善悪論ではない。
「自分を解放し、自分に素直に生きることが大事だ」なんていう人生への肯定的なメッセージではないか?と考えそうになる・・・でもそうでもない。
なぜそう感じたかというと、そのラストシーンの直前、江本明演じる村上なるキャラクターが「自分を見つめ直す・・・か」とセリフで発する。
その直後に「そんなことは意味もないんだよ。」と思わせるようにそのキャラクターはトラックにひかれて死んでしまう。
早崎が最後に研究を投げ捨て、女と金を手に幕が下りる、村上は「自分」を見つめ直す瞬間にひかれて死ぬ。
「人間なんてそんなもんなんだよ」なんていいながら笑っている黒沢清の顔がちらつくのは私だけじゃないはずだ。
良かったと思える点は……これぐらいです。他はいつも通りの黒沢清(笑)な感じですね。一体何が面白いんだコレ。
邦画を観はじめた中学生が気に入りそう。