4人の食卓 [DVD]
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo |
コントリビュータ | キム・ヨジン, パク・シニャン, イ・スヨン, チョン・ジヒョン |
言語 | 日本語, 韓国語 |
稼働時間 | 2 時間 6 分 |
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商品の説明
Amazonより
結婚が近いのに、なぜか不安な気持ちを抱えていたジョンウォンは、地下鉄で目撃した少女ふたりが、その後、母親に毒殺されたことを知る。そのとき、その少女が部屋の食卓にいる姿を目撃。その後、教会の信者のヨンが気を失い、彼は自宅で休ませるが、目覚めた彼女は「テーブルの子どもたちを寝かせたら」と言い、ジョンウォンは驚愕する…。
封印していた過去の記憶が、あるきっかけで主人公を襲い、過去の扉を開けざるをえなくなる姿をスリリングに描いた韓国映画。『猟奇的な彼女』でトップスターになったチョン・ジヒョンは、過去を透視できる能力を持ったために、主人公に苦悩を強いることになり悩む女性を体当たりで演じている。重く辛い現実をしっかり向き合うことが大切だと語る本作は、ドキドキサスペンスというよりも人間の弱さを描いたドラマ。確かにヘビー、だけど見応えはあり。(斎藤 香)
レビュー
大ヒットした『猟奇的な彼女』以降、勝ち気でちょっとエキセントリックな役柄のオファーばかりが殺到したというチョン・ジヒョン。そんな中で、自ら脚本に目を通して選んだのがこの作品。当人は恐怖映画を観る習慣がなく、これを人間の心理に深く斬り込んだミステリーと認識しているようだが、母と子の触れてはならない領域に迫るホラーと見た方が妥当だろう。電車の中で遭遇する子どもを振り出しに、何かに憑かれてしまうインテリア・デザイナー。恐怖の情報遺伝子ミームが、時には突然変異を伴い、複製を繰り返していく。黒沢清作品との共通性も感じるが、そこは女性監督ならではの生理も浮上。人体のひしゃげる音とともにボディブローを打ち込んでくる。 (丸目蔵人) --- 2005年01月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: オ・ジョンワン 監督・脚本: イ・スヨン 撮影: チョ・ヨンギュ 出演: チョン・ジヒョン/パク・シニャン/キム・ヨジン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 韓国語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4527427652439
- 監督 : イ・スヨン
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, ドルビー, DTS Stereo
- 時間 : 2 時間 6 分
- 発売日 : 2004/11/26
- 出演 : チョン・ジヒョン, パク・シニャン, キム・ヨジン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 韓国語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- ASIN : B0001M3XHE
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 46,252位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 870位外国のホラー映画
- - 1,528位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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実はこの映画はこれが2度目。2005年ごろレンタルDVDで見たのが初めて。20年してまた再見することがができたが、ホラーの要素というより、精神をえぐるような感覚を表現するために、子供の死を使ったのではないかと思わせた。
前衛的でありながらノスタルジックであり、都市的でありながら土着的でなんとも表現化難しい独自のスタイル。この感覚は大友克洋先生の漫画「童夢」にも似た感覚かもしれない。
お勧めするかというと全くお勧めできないのだが、その理由は精神的なショッキングがあまりにもグロテスクだから。ただ、この映画で自分の心のグロ耐久性を冷静に測ってみたい方にはお勧めできるかもしれない。
通常の映画では避ける子供の死を扱っており、死体の映像も出てきます。主人公の男の過去に関わるテーマ上必要なのかもしれませんが、一般人にとってショッキングな映像がまずあって、それを集めてストーリーを作ったのではないかと思えてきます。
ホラー映画としてはよくできてるのかもしれませんが、あまり深い内容も感じられません。チョン・ジヒョンのファンにとっては星☆1つかもしれません。
酷評が多いですが、スライドが次々にかわるだけみたいな批判というのはあたっている気がしますが、そのリズムがしかし本作にはあっていると思います。スライドが次々変わるだけのようなカメラのスローな右への移動と暗転の使いまわしが、批判することもできるけれど、それが直接の恐怖や圧迫ではなく、真綿のように主人公の男を苦しめる、そして「蘇生者」である彼女の周囲を狂わせていくリズムとシンクロしていきます。ただ照明はもうすこし抑制されたほうが(さらに陰影をつけないほうが)さらに怖さは増したようにも思います。
一方でこの映画は新婚前の鬱の男とメンヘラ団地妻の妄想ループによる共依存の異常な愛の映画のように観ることも可能で、こちらの観方は無理があるとはいえ、その依存しあう恐怖は、映画自体をとびこえて観客に突きささります。
また子が親を食い尽くす、子が大人を殺すイメージが繰り返されていき、しかしそのイメージは不思議と映画の怖さにはつながっていません。
大人である主人公が過去を歩きまわるシーンの浮遊感の演出が秀逸。また異常に柱の多いマンションを選んだロケ班も優秀だと思います。
後味の悪さは一級品で、監督の他の作品もどんどんDVD化されてほしいです。この監督の他の作品のDVD日本版を観たいと思ったけれど、リリースないみたいなのでDVD製作会社は他の作品も日本版出してほしいです。
特典映像にはいっている監督によるシーン解説での絵コンテが不気味ですが説得力あります。特典では、韓国の精神疾患事情についての解説コーナーもあり。本DVDの製作会社は良心的だなと思いましたが、監督のオーディオコメンタリーが入っていればよかったなあと(監督によるシーン解説は絵コンテまじえながらのがすこし収録されてます)。
精神疾患自体には世界でもさまざまなとらえ方があって、そもそも精神疾患自体が存在しないという考え方もあり、現実世界と折り合いをつけられる人/つけられない人とその対処のあまりの無力さについては、監督がどれだけ意識したかはともかく、精神科・神経化クリニックの無力さについてむきあわされるような部分もあります。
階層化されてしまった感覚、忘れていた記憶をどう描くかについての映画はもっともっとつくられてほしいと思います。
なお黒沢清のboid(爆音映画祭を主催しているところ、中原昌也の映画批評本とかも出している)から出ている『黒沢清、21世紀の映画を語る』(boid)では、ホラー演出についても参考になる発言が多く収録されています。
イ・スヨン監督の絵コンテ画集が出たらかなり気味が悪いですが、不思議な魅力があります。
原題は『The Uninvited』。
ホラー系なのだが、深層心理に訴えかけるやり方なので好みが分かれそう。
後味よくない。箪笥が好きだった人ならオーケー。
結婚を間近に控えたインテリア・デザイナーの男(パク・シニャン)が、電車で双子の姉妹を見かけて帰宅。 翌日その2人が毒殺された事を知り・・・というお話。
黒沢清っぽい、静かな画面に恐怖がジワジワ広がって行くような冒頭にワクワクした。
今では放映出来ないんじゃないかってくらい、トラウマ級のシーンがいくつかあって震え上がった。というか、一生忘れられないと思う(子供が死ぬ系)。 監督、怖すぎるよ! やめて下さい。
男の過去と、突然眠っちゃうあやしい女(チョン・ジヒョン)を軸にストーリーが展開していくのだが、中盤以降ゴチャゴチャしすぎでわけがわからなかった。 典型的な詰め込みすぎな脚本だと思う。
「素直に言いすぎるのも良くなくて、ちゃんと考えてから発言しましょう」って、至極まっとうな教訓が得られる作品でした。
これは、秘蔵DVDですね!^_^