主演となる登場人物3人全員(ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ、ショーン・ペンは「ミスティック・リヴァー」でだが)が、
アカデミー賞にノミネートされ、話題を呼んだ映画のサントラ。
映画は話自体に大袈裟な展開はないものの、映像のリアルさと、
一見の価値ある3人の白熱する演技合戦に目が釘付けになる。
アルゼンチンに生まれラテンロックを切り開いたグスターボ・サンタオラヤ。
アメリカに亡命した彼の作曲によるサントラは、その映像世界さながらに、音楽も実にリアル。
暗めではあるが、ざらついたサウンド、生のフィーリングは夜中の孤独のお供にちょうど良い。
聴いていると少しボーっっとしながら、ちょっと痛い過去のことなど、想いを巡らせてしまったり。
ジョン・フルシアンテのソロ作が好きな人などはいいかも。
ちなみにクロノス・カルテットなど、何かと話題で、ボーダーレスな活動を続ける人たちも参加しています。