1988年、TM NETWORKは“CAROL”のプロジェクトに没頭。アリス・イン・ワンダーランドのSFファンタジー・バージョンとでも形容すべきストーリーを軸にした“CAROL”は、コンセプトの独自性、深い奥行きを持つ楽曲によって、TM NETWORKのキャリアを代表する作品となった。 本作は1989年8月30日に横浜アリーナで行われた「CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!!‘89」の模様を完全収録した作品なのだが、ライヴを構成するあらゆる要素―舞台美術、衣装、照明、構成―が徹底的に練りこまれていて、たとえば“TM NETWORKにはまったく興味がない”という人でも十分に楽しめる内容に仕上がっている。この作品の後半は、「Be Together」「Come On Let's Dance」などのヒット曲がたっぷり楽しめるのだが、クラブ・ミックス的な手法がところどころで使われていて、興味深い。(森 朋之)
初めて観た感想は素っ気ないなぁ~というのが正直な感想です。凝った編集処理等はほとんど施されておらず当時の映像の記録をそのままDVDにしました的な内容に賛否が分かれると思いますが[FANKS the LIVE3]があるので自分は肯定派です。 個人的に気になった点として、これだけの内容を1枚に収録したのに無理が感じられます。明らかに絵がキレイでありません。マスターに難があるのかもしれませんが、2枚組にするなどして高画質にして欲しかったです。 TM版アンソロジーと思って納得してます。