大きな成功を収めることはついぞ無かったものの'80年代後半のベイエリア・スラッシュ・メタル・シーンを
側面から支えたDEATH ANGEL。
バンドの活動が順調な中、交通事故によるメンバーの負傷という不幸な形でバンドの幕を閉じ、その後結成した
THE ORGANIZATIONもパッとしなかったが、ここに来てついに再結成し14年ぶりとなるアルバムをリリースした。
このバンドに対してオールド・ファンが抱いていた期待は殆ど満たされることだろう。
あのやけっぱちな疾走感にちょっとしたメロディを盛り込んだスラッシュ・メタルは健在である。
思えば十代でデビューした彼らは、今でもまだ三十代前半~中盤。
今後の活動にも期待を持たせてくれる作品だ。
ちなみに日本盤はあの会社ということでCCCDでしょう。
プレイヤーを痛めてはかなわないし既に来日公演も決まっているので、日本盤待ちの人も輸入盤をどうぞ。