Madlibのジャズ・インストユニットYesterday's New Quintet(YNQ)によるStevie Wonderのカバーアルバム。
YNQ名義の作品は、基本的にシンプルなバンド編成で、どれも肩の力の抜けた作品が多く、この"Stevie"も同じ様に、様々なアーティストによるカバー作品とは一風違ったテイストを持っている。割とStevie Wonderのカバー作品は、アーティストが己の力を誇示するものであったり、カッチリとハマった綺麗系・癒し系なものが多いのだが、こうして、ラフなセッション感覚で演奏される事により、Stevieの書いた楽曲が本来持っている、自然なメロディーの美しさとディープなグルーヴが再認識出来る。そういった意味でも、Stevieファンにもお薦め出来る一枚。
それにしても、Madlibのフェンダーローズによるぬるい演奏は、毎度ながらぐらぐらと音が揺れる。こうした浮遊感漂う、心地よい音の揺れは、癖になると抜け出せない。そして、このようなダウナーなノリの中に、Stevieの美しい楽曲が乗る事で、なんだか神々しいものでも見ているかのような気分にもさせられる。
選曲がまた、非常にお洒落でStevie好きには堪らないツボを押さえている。"Too High"〜"I Am Singing"〜"Golden Lady"の流れが個人的にお気に入りの場所だ。部屋のBGM用にソフトに聴くにも、じっくりと音を聴き込むにも、両方楽しめる好作品であると思う。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
Stevie: Instrumental Tribute to Stevie Wonder
よく一緒に購入されている商品
対象商品: Stevie: Instrumental Tribute to Stevie Wonder
¥1,808¥1,808
最短で6月9日 日曜日のお届け予定です
残り2点 ご注文はお早めに
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
曲目リスト
1 | Prelude |
2 | Superstition |
3 | Visions |
4 | Superwoman/Where Were You Last Winter |
5 | Rocket Love Pt.1 |
6 | Youve Got It Bad Girl |
7 | Send One Your Love |
8 | Too High |
9 | I Am Singing |
10 | Golden Lady |
11 | That Girl |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 12.8 x 14.2 x 0.71 cm; 62.08 g
- メーカー : Stones Throw
- EAN : 0659457208622
- レーベル : Stones Throw
- ASIN : B0001UZRNO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,897位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 776位ヒップホップ (ミュージック)
- - 1,467位スポーツ・カルチャー
- - 20,856位輸入盤
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は、このなんとも言えない洒落た雰囲気を言葉で表現できるだけの知性を生憎持ち合わせいないのだが、ジャケットが伝えたいことの大部分を表していると言っても過言ではない。フェティッシュ、スタイリッシュ、エロティック、そして単純な線による描写は、画家エゴンシーレの絵画を思わせる。虚ろな目、半開きの厚い唇、深い緑が醸し出すスモーキーな空気感、女の吸う煙草の煙が空気と混じり合う曖昧な瞬間。音と絵が見事に対応している。そういう訳で、音に関してはあまり言及しないでおく。ただし、僕はスティービーワンダーを聴いたことがないが、原曲を聴く勇気が削がれるくらい素晴らしい作品が完成してしまったという事実は、認めなければならない。煙草、或いはウイスキーを片手に堪能したい粋な作品だ。
2012年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう十分聴いたはずのスティーヴィー・ワンダーの名曲なのに、
ここまで心地よく仕上げるとはさすがMadlib。
波のように押しては返し、揺らぐフェンダーローズの音色。
男臭いブレイクビーツの上を可憐な少女がふわふわ漂う感じ。
スティーヴィーのメロディが好きなら迷わず買いです。
ここまで心地よく仕上げるとはさすがMadlib。
波のように押しては返し、揺らぐフェンダーローズの音色。
男臭いブレイクビーツの上を可憐な少女がふわふわ漂う感じ。
スティーヴィーのメロディが好きなら迷わず買いです。
2006年7月22日に日本でレビュー済み
スティービーというアーティストを神格化せず、果敢に対話をいどんでいく姿勢に共感。
カバーというよりもインスピレーションを受けたものを、素直に形にしたんじゃないかと思う。
スティービーの世界を自分なりに再現しようとする、ヤラシーカバー集も多い中、とても好感が持てる。
格好良いし。
カバーというよりもインスピレーションを受けたものを、素直に形にしたんじゃないかと思う。
スティービーの世界を自分なりに再現しようとする、ヤラシーカバー集も多い中、とても好感が持てる。
格好良いし。
2020年2月1日に日本でレビュー済み
暫く前から気怠くアンニュイなジャケットが気になっていた。
マイブームでアンダーグラウンドなファンクを聴き漁っているうちにようやくこの作品と出会うことになるが…
本作が、かのスティーヴィワンダーの名曲群をジャジーなインストルメンタルでカバーしたアルバムと聞けば、誰もがイメージするであろう"小洒落た体裁"は整えてはいるが、鑑賞後、正直、何とも言えない違和感を感じざるを得ない。
極論を言えば、よほどスティーヴィワンダーのことをおちょくっているか、音楽的な考察を重ねた愛情表現の限界、極地とも言える世界がここにはある。
勿論、本作はブルーノートの音源を預かるほどの天才(鬼才)トラックメイカーであるMadlibの変名ユニット"yesterdays new quintet"の作品であるから、後者に違いないのだが、その予備知識すら無く、耳にしたら、曲によっては、下手なアマチュアバンドのデモテープと見紛うほどのローファイ、オルタナティブなテイストに驚くこと間違いない。
他のレビュアーの方は一部、お洒落なBGMになり得ると言われているが、どこかのカフェで流れていたら、自分は気になって仕方ないだろう。
けっして独特な解釈による再構築やアバンギャルドなアレンジが加えられているわけではない。
どちらかと言えば素直過ぎるぐらい、音数を極端に減らし、フェンダーローズで、一聴してスティーヴィ作のメロディーとわかるシンプルなサウンドプロダクションながら、かなりブッ飛んでいる。
冒頭"プレリュード"に続く(実質一曲目)の"superstition(迷信)"からして、不規則なタンバリンの音が不穏な空気を醸し出すだけでなく、一見グルーヴがありそうなリズムだと思わせつつ、仕組まれた微妙なズラしが、車酔いのような気持ちの悪さを引き起こす。
"違和感がある"や"気持ちが悪くなる"などと書いてしまったが、けっして悪い意味ではない。
何処か落ち着かない"迷信"のリズム、タイム感も次の曲"visions"では正常に戻っているため、妙に"つんのめり気味"なサウンドも意図的なモノであるとわかる。
リズムが通常の場合は、奥で微かに鳴っている音で、マッドリブは我々の暮らす日常に良く似たもう一つの世界を創り出している。
微妙な"ズラし" 、音で言う"揺らぎ'が、空間を捻じ曲げて造られた別世界の入り口であるかのようだ。
全曲のモチーフを誰もが知っているメロディメイカー、スティーヴィワンダーの作品に据えた時点で、確信犯に間違いない。
かなり巧妙に造り込まれているので、ややもすると中毒性を醸し出すから恐ろしい。
冒頭に記したとおり、自分自身がファンクを聴いてきた流れで、出会ったマッドリブのサウンドはブラックミュージックの潮流を汲んでいるようでありながら、実はかなり実験性が強く、アバンギャルドな試みであることに気づかされた。
ヒップホップの文脈からしても、絶対にこの奇妙な居心地の音像は産まれてこない筈だ。
ずっと見慣れた何の変哲もない日常、何気ない景色を、魔法にかけられたように、ふと見つめ直して、間違い探しをしているような感覚とでも言おうか。
一聴すると、誰にでも楽しめる無難なインストアルバムのようでありながら、毒気すら忍び混ませた不穏なサウンドはぶった切るように突然のカットアウトで終わる。
まるでこの地球での我々人類の生活という営みのように…
マイブームでアンダーグラウンドなファンクを聴き漁っているうちにようやくこの作品と出会うことになるが…
本作が、かのスティーヴィワンダーの名曲群をジャジーなインストルメンタルでカバーしたアルバムと聞けば、誰もがイメージするであろう"小洒落た体裁"は整えてはいるが、鑑賞後、正直、何とも言えない違和感を感じざるを得ない。
極論を言えば、よほどスティーヴィワンダーのことをおちょくっているか、音楽的な考察を重ねた愛情表現の限界、極地とも言える世界がここにはある。
勿論、本作はブルーノートの音源を預かるほどの天才(鬼才)トラックメイカーであるMadlibの変名ユニット"yesterdays new quintet"の作品であるから、後者に違いないのだが、その予備知識すら無く、耳にしたら、曲によっては、下手なアマチュアバンドのデモテープと見紛うほどのローファイ、オルタナティブなテイストに驚くこと間違いない。
他のレビュアーの方は一部、お洒落なBGMになり得ると言われているが、どこかのカフェで流れていたら、自分は気になって仕方ないだろう。
けっして独特な解釈による再構築やアバンギャルドなアレンジが加えられているわけではない。
どちらかと言えば素直過ぎるぐらい、音数を極端に減らし、フェンダーローズで、一聴してスティーヴィ作のメロディーとわかるシンプルなサウンドプロダクションながら、かなりブッ飛んでいる。
冒頭"プレリュード"に続く(実質一曲目)の"superstition(迷信)"からして、不規則なタンバリンの音が不穏な空気を醸し出すだけでなく、一見グルーヴがありそうなリズムだと思わせつつ、仕組まれた微妙なズラしが、車酔いのような気持ちの悪さを引き起こす。
"違和感がある"や"気持ちが悪くなる"などと書いてしまったが、けっして悪い意味ではない。
何処か落ち着かない"迷信"のリズム、タイム感も次の曲"visions"では正常に戻っているため、妙に"つんのめり気味"なサウンドも意図的なモノであるとわかる。
リズムが通常の場合は、奥で微かに鳴っている音で、マッドリブは我々の暮らす日常に良く似たもう一つの世界を創り出している。
微妙な"ズラし" 、音で言う"揺らぎ'が、空間を捻じ曲げて造られた別世界の入り口であるかのようだ。
全曲のモチーフを誰もが知っているメロディメイカー、スティーヴィワンダーの作品に据えた時点で、確信犯に間違いない。
かなり巧妙に造り込まれているので、ややもすると中毒性を醸し出すから恐ろしい。
冒頭に記したとおり、自分自身がファンクを聴いてきた流れで、出会ったマッドリブのサウンドはブラックミュージックの潮流を汲んでいるようでありながら、実はかなり実験性が強く、アバンギャルドな試みであることに気づかされた。
ヒップホップの文脈からしても、絶対にこの奇妙な居心地の音像は産まれてこない筈だ。
ずっと見慣れた何の変哲もない日常、何気ない景色を、魔法にかけられたように、ふと見つめ直して、間違い探しをしているような感覚とでも言おうか。
一聴すると、誰にでも楽しめる無難なインストアルバムのようでありながら、毒気すら忍び混ませた不穏なサウンドはぶった切るように突然のカットアウトで終わる。
まるでこの地球での我々人類の生活という営みのように…
2005年3月13日に日本でレビュー済み
マッドリブによるYNQ名義のスティーヴィー・ワンダーのカバー・アルバム。
マッドリブにもスティーヴィーにもそこまで興味のない人でも聴ける
ような心地良い、オーガニックで温かいサウンド。スカスカなトラックにスティーヴィーのメロディーをフェンダー・ローズの音色でなぞっていくインスト作品。いや作品というより、トータルのタイムが短いしカバー・アルバムということなので、小品集といった趣か。
両者のファンであれば是非聴いた方がよいだろうし、両者にそこまで興味がなくとも心地よく聴き流せれる良質な1枚。
マッドリブにもスティーヴィーにもそこまで興味のない人でも聴ける
ような心地良い、オーガニックで温かいサウンド。スカスカなトラックにスティーヴィーのメロディーをフェンダー・ローズの音色でなぞっていくインスト作品。いや作品というより、トータルのタイムが短いしカバー・アルバムということなので、小品集といった趣か。
両者のファンであれば是非聴いた方がよいだろうし、両者にそこまで興味がなくとも心地よく聴き流せれる良質な1枚。
他の国からのトップレビュー
Elliot
5つ星のうち5.0
We don't deserve this
2023年11月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
A lot of people try to force weird angles or projects and they often leave a lot to be desired. This project is not one of those! Absolutely love these interpretations of Wonder's hits. They breathe new life into his songs, and I am better for having listened to this.
J. Kerby
5つ星のうち5.0
Five Stars
2014年11月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
The Master does it again..... Madlib is incredibly gifted.
FacebookSucks
5つ星のうち4.0
cleans the palate
2014年8月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
this may be one of Madlib's oddest creations. odd in the sense that Madlib does nothing odd. these are very chilled out pleasant presentations of some very nice source material courtesy of Stevie Wonder. muted keyboards take center stage on every track. this CD came out of a throwaway project and at times it shows. production and mixing don't seem to be too tight on a couple tracks but for $3.49 you get more than your money's worth. if you're listening to a lot of electrik Miles type of stuff like i am right now - it serves as a nice palate cleanser.
calculush1
5つ星のうち3.0
s'ok
2015年3月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Madlib is always great music, but I found these interpretations too close to the originals to be interesting or something new. I rarely listen to this album.