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獄門島 [DVD]

石坂浩二 (出演), 司葉子 (出演), 市川崑 (監督) 形式: DVD
4.3 5つ星のうち4.3 344個の評価
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フォーマット 色
コントリビュータ 佐分利信, 大原麗子, 大滝秀治, 石坂浩二, 東野英治郎, 上條恒彦, 加藤 武, 三木のり平, 太地喜和子, 司葉子, 浅野ゆう子, 市川崑, 草笛光子
言語 日本語
稼働時間 2 時間 21 分
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商品の説明

Amazonより

市川崑監督、石坂浩二主演の横溝正史原作シリーズ第3弾。瀬戸内海に浮かぶ獄門島で起こる連続殺人事件に挑む名探偵・金田一耕助の活躍を描いていく。真夏の孤島の暑さを思わさずにいられない映像美と、それを凌駕（りょうが）するほどゾクゾクさせられる猟奇的事件との対比がいい。俳句をもとにしたトリックの見せ方も秀逸。

また、今回はあえて原作と異なる犯人を設定し、市川監督版シリーズ独自の、なぜ犯人が犯行に及んだのか、という哀しい人生模様の色を出すことにも成功している。またシリーズ3作目ともなると、脇を固める常連キャストの演技も、それぞれ一段と味わい深くなっており、それがまた魅力を深めるポイントになっている。（的田也寸志）

レビュー

製作・監督: 市川崑 製作: 田中収 原作: 横溝正史 脚本: 久里子亭 撮影: 長谷川清 美術: 村木忍 録音: 矢野口文雄 照明: 佐藤幸次郎 音楽: 田辺信一 出演: 石坂浩二/司葉子/大原麗子/太地喜和子/草笛光子/浅野ゆう子/加藤武/佐分利信
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988104022325
  • 監督 ‏ : ‎ 市川崑
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 21 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/5/28
  • 出演 ‏ : ‎ 石坂浩二, 司葉子, 大原麗子, 太地喜和子, 佐分利信
  • 販売元 ‏ : ‎ 東宝
  • ASIN ‏ : ‎ B0001W8HU2
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 344個の評価

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5つのうち4.3つ
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上位レビュー、対象国： 日本

neko-punch
5つ星のうち5.0 今、どこに　この「日本の風景」が在るだろうか！？
2023年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
市川崑＋横溝正史のシリーズではこれが１番好きだと思う。
風景といい、家屋の凄さ、
何より　佐分利信という
俳優が居た。もう、二度とは創れまい。
役に立った
 レポート
トラヤヌス
5つ星のうち4.0 迅速な対応でした
2024年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は良かったです
役に立った
 レポート
ナーヴ・ポリス
5つ星のうち5.0 坂口良子の祈りは通じたのか
2023年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画に、実はかなり感動してしまいました。それについてこの映画の弱点とは別の次元で触れていきたいと思います。
この映画は、公開される前から原作と犯人を変更していると喧伝されていました。それはどういう意味かと言うと、原作の持つ合理性(有るとすれば)から導かれる犯人の動機を無視する、もしくは上書きし、別の動機を導き出すと言う事を意図しているのです。この作品は離島を舞台として、登場人物が制限され少なく、最初から動機が弱く有ると言う風に考えられている様に思えます。
この映画は若い三人の女性が殺されます。それがキ－・ヴィジュアルになる事が前提です。この三人の死に様が俳句と例えられると言うのでは、ある意味推理小説的構造、結論＝犯人から前提＝殺人を遡り、それを裏返すと言う短絡さそのものの様に思うのです。犯人が判ると言う快楽のために死者が用意されると言う。この短絡さを「犬神家の一族」から「悪魔の手毬唄」への過程において転換させる方法が見出されたと言う事なのだと思うのです。それは犯人が悲劇を生きるが故に、殺人が意味を持ち、その動機を金田一耕助が明らかにする。石坂浩二的金田一のキャラクターの持つ役割はそこから引き出されると言う風に。
犯人が女性で有り、かつての主役級の女優であるとは、二重の意味が有ると思うのです。まずそれは女性の悲劇を演じる事の意味にストーリーとは別のリアリティを持たせる事、かつての日本の女性が受容した苦しみの体現と言う点。そして親の世代で有ると言う点、若い世代を生かしもするが殺しもするその未来と言うものの制限を意味する行動を取らなくてはならない苦しみを担う美しさを持たなくてはならないと言う点に於いて。これは行動の動機の薄さなどに気を取られてリアリティが無いと言う視点しか持てないとは、男性的視点、脈絡しか見ない加藤武的視点なのだと思えるのです。
この映画は本来の自分ではない役割を演じる事を強いるものと直面する女性の悲劇、舞台的なギリシア悲劇的な悲劇の感触が有るのです。「娘道成寺」はある意味清姫、女性を邪悪な者と捉えるのですが、この映画の鐘の下から現れるのは、イノセントな若い女性の死体なので有り、舞台衣装的なカラフルな振袖を身に纏っています。この三姉妹の役割は、現実的なものと言うより、男性の欲望を喚起し、同時に女性側から男性の欲望の受容の結果生まれた恥の感覚の視覚化とも言えるのです。この三人は自身の役割を自覚しないが、精神的な弱者＝父親を攻撃する、本来の娘の幸福を知らない悲劇の体現でもあるのです。彼女たちの母親の草笛光子はまさに旅役者であり、白拍子(遊女)を演じながら居場所を求めて男性の欲望を受容するが、精神的不安定性を未来に残す。母親として認められるには女性として男性を受容し続けなくてはならない。これはパラレルな形で司葉子も直面するジレンマであり、司は母親の役割を諦めたのです。
この映画のヒロインは大原麗子であり、彼女は家族ではない家族と共に暮らし面倒を見なくてはならない。彼女は女性たちの悲劇を目の当たりにしていて、自らの幸福の追求を抑圧する。そこから逃れる為には出征した兄の帰還が必須となる。「悪魔の手毬唄」の北公次の様に行動の自由さを持てないのです。彼女と近い世代の坂口良子はそうした悲劇には直面しないが、この閉鎖系の島の中で、どんな役割を持つのかと言うと、彼女は祠に祈るのです。そこで事件解決の糸口の髪飾りを見出すのです。これは変化の端緒、未来の見えない手掛かりです。
では男性の役割を考えると、この映画に登場する男性は強くなく、思いやりを持つ人物が大半なので、欲望を露わにしたりはしないのです。男性の欲望は死んだ東野英治郎が代表しています。彼は芸術愛好家であり、俳人でひいきの役者に芝居小屋を建て、美しい殺人を夢見ていますが、女性に対する欲望を抑えることは出来なかった。あの屋敷の襖絵の奇態さ。東野自体の下品な権力的強さと対照に、下の世代の内藤武敏やピーターは弱さが有りそれが女性を悲劇に導くと言う構図が有ります。これは単純に一人の男性が多くの女性を不幸にすると言う事ではないのです。司葉子の過去の映像は、女性に対する酷薄な世界が島の外部にも広がっていたと言う事なのです。むしろ東野は女性を庇護しながら抑圧していたのです。
では金田一は、と言うか石坂浩二はどんな役割なのか。あのもじゃもじゃなヘアースタイルはほかの男性と同化しない、あの物腰柔らかな問い掛けは性的なものが後退しているように感じるのです。ふけを飛ばすとは日常と同化しないと。彼は犯人と動機を明らかにするが、犯人とその周囲の人々を泣かせ、結果的に犯人を死へと導く。彼は過去の精神的もつれを解きほぐし、結果その場が浄化され、未来が現れるのです。彼は不幸な女性を幸福にする男性の役割を抑制する事で、未来を整理する役割を持つのです。その役割を理解するのが坂口良子なのだと思うのです。帰る場所がない事を看破した彼女は、彼が去った場所にこそ未来が現れると言う事を理解していると。
佐分利信は全く宗教的役割を果たさない。彼もまた過去と一緒に整理される必要が有ったから去ったので、未来と直面する事になった大原麗子は鐘を鳴らす。鐘の本来の役割はその音を響かせることに有る事を示す為に。それを聞いた権力を担う加藤武は間違いを認め、船酔いの彼の為に金田一は鞄を開けて薬を探す。オープニングで暗さを背負った島は明るさに照らされる。この見事なエンディングには感動してしまうと言う事なのです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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アウトドアキングダム
5つ星のうち3.0 陰隠滅滅とした島の世界が妙に息苦しく ミステリー映画には、絶好のロケーション
2023年12月19日に日本でレビュー済み
一世を風靡した横溝正史、金田一耕助：石坂浩二シリーズ第3弾。
舞台は瀬戸内海の小島、獄門島。ローカルなロケーションを好む横溝正史の最も冴えた舞台だと思う。
正に海に閉ざされた世界で、村を構成する小さな本家、分家の軋轢が判りやすく
閉鎖的な人物設定も他のシリーズよりシンプルで、洗練されている。

トリック明かしがちょっと陳腐で残念だが、全体の陰隠滅滅とした島の世界が妙に息苦しく
ミステリー映画には、相応しく良い絵作りをしていた。今観ると痛い部分もあるが
女優たちは美しく、名俳優がこれでもか！と出てきて、見所は多い。★3つ。
役に立った
 レポート
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 脇役が良い味出しています。
2023年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
市川崑作品は
脇役の役者さんもいい味出しています。
今回大滝秀治さんはチョイ悪ぽくていいです。
他は声優の池田秀一さんが小坊主役で顔出ししています。
役に立った
 レポート
良いものは良いと言います。
5つ星のうち5.0 帰るところがはっきりしないの？ 妙な人ねぇ のところ。
2020年8月13日に日本でレビュー済み
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金田一耕助が
島を去る日
何回観てもとっても良いシーンだと思う。

瀬戸内の島が舞台。
さわやかな風の感じ、暖かい日差し、潮の匂い？といった島の風情が味わえる。
中盤以降はなんだかそれが不足気味で、そこがこの作品で唯一好きじゃないところだけど、
最後の最後でもう一度、瀬戸内の素晴らしい景色を堪能できる。

原作だと、事件解決後に しばしば 一種のメランコリーな感傷に襲われる、みなさんご存じ日本一の名探偵だが、市川作品ではどれも 最後のシーンで 何らかの 救いが用意されている気がして ホッ とさせてくれる。
金田一が寺の宿泊費として一日一円、五日で五円をことづけているが、清水さん、あなたは少なくとも四円で良いと主張しなければならなかったね。一晩は留置所に拘留していたのだからね。
冗談はさておき、波止場で見送る小林昭二さんの満面の笑顔、大原麗子さんが頬をつたう一筋の涙とお寺の鐘で金田一を感謝で送り出すところ も 含めて とても好きな場面。
　

DVDも持ってるんだけど、primeでも鑑賞しました。
原作に対して犯人を変更してるんだが、まあ、当時のいろいろな制約でもあったのだろうか。何回観ても二人目の殺人と死体処理の流れが腑に落ちない。三人目の殺人についてもあらかじめ萩の花を入手する場面、ちょっと強引すぎるというか、犯人変更に伴って脚本で苦労してるなと感じる。
原作では連続殺人に必要な条件が揃ったにもかかわらず「復員兵詐欺」によって、結果、すべてが無駄だったことを知った犯人達が精神的に破綻してしまう。読者にはその背後に戦争が素朴な島民を荒ませたのか、あるいは人間が本来持つ（島民は海賊と犯罪者の子孫だからか、瀬戸内の孤島の因習によるものか、はたまた、ひょんな切っ掛けで簡単に人を殺すといった）凶暴性を想起させてくれるが、本作品では犯人を変えてしまったために、そのあたりがだいぶ弱くなってしまう。最後に和尚が「何か大きな力に動かされていたのではないか」と述べたがこのセリフはもっと別のものにした方が良かったか。嘉右衛門の怨念が大きな力だったのであれば「どんでん返し」自体が無かったであろうし、お小夜の力だったら娘達が死ぬ事はなかったと思われる。繰り返しになるけど、原作の復員兵詐欺があまりに巧妙で素晴らしいため、犯人を変えてもこれを映画から外すことができなかった。といったところか。Y先生の原作の素晴らしさを改めて痛感。

個人的な結論として、はじめの一句まではとても面白い。二句以降は原作から変更した点でしっくりこない。
何度見ても後半は面白さが落ちると感じる。製作当時は、上映期間に何度か観る人はいても、ビデオや映像配信で繰り返し見るようなことは当然考えてなかっただろう。仕方ない事か。
　
　
残念ではあるけど、まあ、原作と違うけど、似ている作品（似ている、大変に素晴らしい映像作品）と思って拝見できます。市川さんが横溝先生の原作が大好きだということが全編から伝わってくる。それでイイ！
　
大原麗子さん。とってもお美しい。

　
　
田辺信一さんのＢＧＭが、どれもとっても素晴らしい。田辺さんは岡山県総社のご出身だそうで、なにか作品との強い縁を感じますな。

ご存じより
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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JOE_Wayne
5つ星のうち4.0 横溝正史ファンなら必見
2023年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪魔の手鞠唄や犬神家の一族等、横溝ファンなら必見。他の作品に比べて知名度が低すぎると感じた。渡井時、浅野ゆう子がこんな役やってたんだ(言い過ぎるとネタバレ)と驚いてしまう。
役に立った
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前ちゃん
5つ星のうち5.0 金田一すき
2022年1月26日に日本でレビュー済み
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監督がすき
金田一すき
このシリーズがすき
五作揃えるためかいましたー
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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