シアトルのデビッド・ベイザンの
ソロ・プロジェクト、
ペドロ・ザ・ライオンの5th(おそらく)。
哀愁のボーカル、サウンド、
ソングライティングのバランスが抜群。
ここにきて、デビッドの才能が
一気に開花したかのような
素晴らしい作品。
内省的な作品が多かった彼には
めずらしい、ポジティブな印象を
アルバム全体から受ける。
シンプルなのに染みる。
絵本のような
ライオンのイラストを
ジャケットに冠したのは
彼の自信の表れだろうか。
強者の克服できない弱点
“アキレスのかかと”を
タイトルにしたのも
彼一流のジョークかも知れない。