ホームドラマ! DVD-BOX
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 泉澤祐希, 西洋亮, 岡田惠和, 堂本剛, 井上真央, 岡本綾, ユースケ・サンタマリア, 酒井若菜, 木村多江, 岡田浩暉 |
稼働時間 | 9 時間 50 分 |
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商品の説明
Amazonより
最愛の人を旅先の事故で失ってしまった血のつながりのない老若男女たちが、擬似家族として生活を共にする中で心の傷を癒され、次第にそれぞれがかけがえのない存在へと変化していく様を描いた異色のホームドラマ。タイでのバスツアー中に発生した転落事故は、多くの死傷者を出す大惨事となった。3か月後、現地の慰霊祭で事故の生存者と家族を失った遺族の8人は再会する。彼らが一緒に食事をする姿は、店の人から見ればまるで本当の大家族のよう。新婚旅行中に妻・亜由美(岡本綾)を亡くした将吾(堂本剛)はそのひと時に癒さた思いから、みんなで一緒に暮らすことを提案する。最初は誰一人としてその提案を本気に取り合わなかったのだが……。
車窓から見える風景が美しければ美しいほどに、そのバス事故の悲惨さが痛切に胸に迫る第1回は力作中の力作。万引き癖がある宏樹(泉沢祐希)、チョコバーが手放せない光太(西洋亮)、バスへの恐怖心を消せない翔子(井上真央)、自殺未遂を犯す最年長の清一郎(田村高広)、女手一つで育て上げた2人の息子たちを失った映子(いしだあゆみ)、愛人である上司との旅行中だった仁美(酒井若菜)、家族がいたときには会社を休めなかった仕事人間も、家族がいなくなって即休職を言い渡されてしまう智彦(ユースケサンタマリア)、そして同乗したツアーコンダクターが夫であったまゆみ(紺野まひる)。悲劇的な過去を背負って生きていくしかない10歳から71歳までのそれぞれの登場人物たちが生活の中で織り成す悲喜交々は、そして本当の家族以上のきずなが培われていく過程は、せつなくもほのぼのとしていて優しさに満ちあふれている。 (麻生結一)
レビュー
プロデューサー: 橋本孝/瀬戸口克陽 演出: 平野俊一/酒井聖博/片山修/高津泰行 脚本: 岡田惠和 出演: 堂本剛/ユースケ・サンタマリア/酒井若菜/井上真央/西洋亮/泉澤祐希/紺野まひる/いしだあゆみ/田村高廣
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 20.2 x 14.4 x 9.4 cm; 662.26 g
- EAN : 4900527008533
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 9 時間 50 分
- 発売日 : 2004/9/15
- 出演 : 堂本剛, ユースケ・サンタマリア, 酒井若菜, 井上真央, 西洋亮
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B0001X9BO2
- ディスク枚数 : 6
- Amazon 売れ筋ランキング: - 119,379位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,923位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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じっくり見たいと思います。
家族って、他人同士が夫婦になることから始まる。だから、血のつながりなんかなくても、思いやる気持ちがあれば、家族になれるんだな…って。そんなある種当たり前のことを、再認識させてくれる。名作です。
どれだけ幸せで平和だろうと思えるほど思いやりに溢れた他人同士のシェアハウス物語です。
同じ痛みを抱えた者同士だから分かり合えるというのはドラマの中だから成立するファンタジーであってけして現実的ではありません。
それでもその一見馬鹿げた「家族ごっこ」を続けていくうちに
やがてそれぞれの痛みや葛藤を乗り越え家族になっていく過程がとても暖かい目線で描かれています。
別の見方をすればかなりヌルい。お互いに思うことがあまりにも都合よく疎通しているので問題が起きても綺麗に片付きすぎる。
そこはフィクションとして割り切るべきなのでしょうが
家族として描かれていく上で
ましてやシビアでシリアスな導入部分からのお互いそれぞれの痛みを抱えている中で生活していく物語としては
人数が多い分エピソードの描かれ方が薄くなってしまうのか
最後まで綺麗事すぎたおとぎ話のような関係にどうしても拭いきれないヌルさを感じてしまいました。
家族というものは血縁関係の上に安住するのではなく
むしろ相手を思いやり気遣う「ごっこ」を続けていくことでこそ成り立っているということなのかも知れませんが
それにしても大人から子供まで価値観に相違のない物分かりが良すぎる人たちでした。
しかしながら登場人物それぞれのキャラは活きていて
河野さんをはじめ、映子お母さんなど本当にそれぞれ魅力的で
私はどうしてもユースケさん贔屓目線で見てしまうのですが
長男智彦が主人公次男の将吾と掛け合いも絶妙にいいコンビで
非常に人間臭く、要所要所での展開変革としても良いキーポイントとなる人物でした。
その対比か全ての人物とのまとめ役を担うせいか
肝心な将吾が善人過ぎていまひとつリアリティに欠けていたのが残念です。
最後に家族として「河野氏とゆかいな仲間たち」が
再び慰霊碑を訪れるところが見たかったと思います。
出だしが事故で始まるだけに、暗いストーリーかな…と思っていた。確かに設定はシリアスで重いが、描き方は時にコミカルだったり、良い意味でライトだったり、登場人物のキャラクターも相まって、決して暗くはない。
ストーリーは、現実にはあり得ないだろうが、妙に説得力がある。いかに共通の苦しい体験を抱えた同士であろうと、実際には赤の他人が共同生活を送るのは普通なら考えられない。しかし、その後の人生を生きていくうえで、周囲にもなかなか理解されず、一人でいるとどんどん社会から離れていってしまうとなれば、支え合えるのはお互いの境遇を理解できる同士でしかないのだと思う。
脚本は岡田恵和で、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」や、「泣くな、はらちゃん」などを書いた人だが、岡田氏の脚本には人と人とが結びつき、支え合い、それこそが社会の中で生きていく力になる…という考え方が軸になっていることが時折見られる。「ホームドラマ!」もその系列に入るのではないか。ドラマの設定やトーンこそ違うが、「ちゅらさん」の一風荘と、「ホームドラマ!」の将吾の家での共同生活を比較すると、その共通点が見えてくるのではないかと思う。
同様に、登場人物の設定の巧みさ、バランスの良さも共通している。「ホームドラマ!」でも、堂本剛とユースケ・サンタマリアを軸にして、ベテランの田村高廣と石田あゆみ、当時若手だった紺野まひるや酒井若菜、そしてまだとても若い井上真央に、西洋亮(光太)に子役の泉澤裕希と、年齢、性別、キャラクターが絶妙のバランスで組まれている。
シリアスではるが、見やすく、テンポも良くて、一話一話が終わるのが、とても速く感じた。人が生きていくうえで、お互いに支え合い、理解しあうことの大切さを教えてくれるドラマだと思う。