Amazonより
タイの国体で優勝したバレーボールーチーム“サトリーレック”だったが、ノンが高額のギャラと引き換えにライバルチームに移籍。そのチームは快進撃を続け、彼は時の人となり、TV番組でサトリーレックの悪口をいう始末。ジュンは怒り、チームを立て直そうと、引退して中国に渡ったピアを尋ねるが…。
実話を映画化して話題になった前作のパート2。前作は実話だが、今回は実話エピソードを挿入しつつ、全体はフィクション。メンバーの移籍でガタガタになったサトリーレックが、再び絶妙のチームワークを取り戻す物語は、メンバーの出会いのヒストリーを挿入することで、彼らが初心に帰っていく姿をユーモラスにちょっとノスタルジックに描き出している。あいかわらず弾けてるジュン役のチャイチャーン・ニムプーンサワットが物語をリード。ノン役のジョージョー・マイオークチィなどは本物のゲイかと見紛う演技だ。繊細で情の厚いオカマたちのキャラクターが相変わらず微笑ましい娯楽作。(斎藤 香)
レビュー
いや~ん、続編が作られるなんて……嬉しいっ(主人公ジュン風)。第1作はタイに実在するオカマのバレーボール・チーム=サトリーレックが勝利をつかむまでを描き、日本でも大ヒットした。その後彼らはどうなったのか。実はバラバラになってしまっていた! 映画の前半はジュンの回想が中心となり、それぞれがいかにゲイとして目覚め、カミングアウトしたかが明らかになる。そして後半では再結成したサトリーレックの活躍が展開。本物のカトゥーイ(オカマ)であるピア役のゴッゴーン・ベンジャーティグーンも健在で、前作以上のお色気を振りまいているぞ。メイキングや音声解説も、真面目に作られているのに爆笑必至。元気になれる一枚だ。 (米田由美) --- 2004年11月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
監督・脚本: ヨンユット・トンコントーン 出演: チャイチャーン・ニムプーンサワット/ジョージョー・マイオークチィ/サハーパープ・ウィラーカーミン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)