デュラン・デュランのオリジナルメンバーにして
ライラック・タイムのフロントマン。
少し鼻にかかったヴォーカルが
とても素敵なスティーヴン・ダフィ。
彼の作る歌は
アコースティック・ベースで
シンプルながら、美しいメロディが際立つ。
ビートルズをバックボーンにするかのような
スムーズな展開力とさりげないフレーズに
深いメランコリックを織り込んだ
素晴らしいソングライティング。
その職人的な曲作りが
今作ではより完成度を増したように感じる。
ライラック・タイムのオリジナルとしては7作目。
どの作品も素晴らしいのだが、
個人的に今作をベストに推す。
繊細で味わい深い傑作だ。