20年以上前の中古品だが、FMは108MHzまで受信できるのでワイドFM対応。これはアナログテレビの1～3chの音声を聴くためのものであったが、古い商品はそれが幸運につながった。しかし、アナログテレビ終了後、メーカーはご丁寧にも90MHzまでしか受信できない商品を出してしまい、そのような商品は現在中古市場で人気が無いに違いない（笑）
それはともかく、FMをリモコンで操作できるのは手軽で良い。今ではスマホとBluetoothスピーカーでラジコを聴くスタイルが主流だからか、コンポと言う商品は絶滅危惧種だ。まともに出しているのはパナソニックだけ。KENWOODもあるがやる気がない商品だ。
このような現状だから気に入ったコンポを入手するのは難しくなっている。コンポの良さはリモコンで多数の機器をコントロールできること。AVアンプもそれができるが、TV前提であり、あまりにも大掛かりすぎ。手軽にラジオを聴くにはやはりコンポの形態が一番良い。
台所のポータブルラジオは、シンセサイザーチューナー（放送局をボタン選択できないタイプ）でないのでチューニングがしょっちゅうズレるし、かつ、感度が悪い。だからアンテナ端子がついたコンポを探していたのだ。スピーカーは既にあるのでスピーカー無しの商品であるのも購入した理由
当初、ソニーのFMチューナー付きアンプ（STR-DH190）を買う予定だったが、注文時在庫切れで別のサイトでもロクに注文できないので（商品はあるのに肝心の決済ができなかった）、この商品を買ってはならないんだという「お告げ」だと認識し、再度、探して注文したのがこの商品。一応ONKYOの上位クラスの商品なので品質には問題ないだろうし、最初新品で購入した人も丁寧に扱っていただろうという事で２０年前の商品でも大丈夫だろうと思って注文した。
しかし、アマゾンの在庫には本体だけでリモコン（RC-466S）が無い。これが最大の問題である。本体でもコントロールできるが使いづらい上に遠くから制御できない。私はこのリモコンをヤフオクで購入した。ほとんど出回っていないようである。これを買う時、AmazonではRC-465という見た目も似通ったリモコンが中古で売っていて、使える感じには見えたが、マニュアルに記載されている型番に拘った。中華製でONKYO対応リモコンで売られているが、合うかどうかはやってみなければわからない。
受信感度は良い。最低限NHK-FMだけがまともに聴ければよいと思っていたが、それ以外の民放局も地元局、隣県のも含めすべて受信できた。時間によってじゃりじゃりする局もあるが許容範囲。ほとんど聴かないがAMも聴ける。アンテナはFMの場合、amazonで買った室内用の600円程度のアンテナを使用し、AMは既に買ったコンポ付属のループアンテナを流用。
そして今まで中華アンプで聴いていたラズベリーパイを使用した音楽とネットラジオのサーバー(Volumio2)もこの商品に統合。これを選択するには、MD,CD,CD-ROM,TAPEの入力の中の一つを選べばよい。これらの入力は単に背面はRCA端子だけなので、アナログ出力があればケーブルをつなげるだけでいい。本来の使い方ではないがAVアンプの入力のようなものと思えばよい。bluetoothもレシーバーがあれば追加できるし入力端子が多いコンポは貴重な存在だ。
音質はBluetoothスピーカーなどで使われているデジタルアンプの音を聴き慣れた人からすれば、まったりとしたメローな感じがするかもしれない。アコースティックプレゼンス機能をONにすると特にそう感じる。昔のアンプの風情だが音質は良い。トーンコントロールはいじらなくても全く問題ない。以前ONKYOの単体アンプを持っていて好きな音質だったからかもしれないが
| 商品モデル番号 | R-801A(S) |
|---|---|
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| カラー | シルバー |
