The Bandが大好きで、でもこのままだと新しい音との出会いがなくなる、
という一種の焦りからオムニバスのEndless Highwayに手を出した。
The Bandを敬愛するミュージシャンが原曲をカバーしているこのアルバムからなら、
同じベクトルを向いた新しい音に出会えると期待した。
いたいた。とくにGusterと、このGomezだ。
アメリカのルーツ音楽をベースにしながら、UK色は消し去らない。
The Band同様、どの曲もハズレがなく味わい深い。
とくにSweet Virginiaは彼らのインタビュー記事を見てもお気に入りのようで、
私もハマってしまいリピート再生しながら、レビューを書いている。
ポピュラー音楽シーンはこういう進化を辿るべき、という持論の、
ひとつの方向性を打ち出してくれたのがこのGomezだと感じる。