カタンの次の年にドイツ賞をとった…ってことは、昨今のボードゲームとしては古株になるのですが、いやはやそのシステムの先進性には驚かされます。
徹底的に運の要素と不公平さを排すシステム、パワーカード制、秘密ディスク…
練られたバランス、ボードの得点の付け方とアクションカードの配置数とアクションの組み合わせ、塔のシステム…
それでいてキングの位置や自国領土の位置、アクションカードの順番などで多彩な可能性を残していて毎回展開が異なります。
いや、あまりにも深いので余裕があったら毎回同じ配置、アクションカードの順番でやる、なんてことをやるべきなんじゃないかとすら思います。
ゲーム内容は、やったイメージ的にはどこかで見ましたがやはり選挙って感じですね。この地域では俺の党は不利だから党員をほうりこむぜイ、ってな感じがします。
ルールは難しくありません。アクションカードさえ読めれば(後述のように日本語化必須)やることはすぐわかります。
自分ができることの把握なんか、ごく簡単な部類だと思います。
で、自分が見てのこのゲームの弱点は3つ。
ひとつは日本語化。
アクションカードに日本語テキストを貼るのは必須です。自分はコピー用紙に印刷してスティックのりではりつけました。
カードはコーティングがなされた頑丈な紙なので、これで痛むことはありませんし、シャッフルもゲーム開始時にするぐらいで、頻繁に触るものじゃないことも○。
あとはオールドタイプの英語フォントで書かれたボードとディスク。流石に小学生を混ぜたらこのアルファベットには苦戦させてしまいました。場合によっては地名も貼らないといけないでしょうね。
次の点は、得点計算の介入。大きく3回と言うけれど、意外とアクションカードでよく加点させられて、ボードの周りの駒を動かすのが煩雑だった。ということで紙に書くことにしていますが、それでも昨今のゲームに比べればやや面倒だと思います。
そしてプレイ時間、フルプレイだと本当に長くかかるということ。プレイ時間90分と書いてあるけど、本当に90分はかかります。
考えることが多いからダレにくいとは思うけど、ちょっと長く感じてしまう。
だから特に初心者を交えてのプレイは3ターン+1得点計算までで終了ぐらい軽くやる方がいいのではと思っています。
いずれにしてもいいゲームですよ。
こんなの触ってしまえば、そりゃあボードゲーム流行るわ、と思いました。
おっと余禄ですが、二人プレイでも楽しめる、と聞いてやってみたのですが大当たりでした。
ということで特にインスト含みなら1対1で勝負して、というのが吉だと感じました。
品番 | 48112 |
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プレイヤー数 | 2-5人 |
電池使用 | いいえ |
電池付属 | いいえ |
対象性別 | ユニセックス |
メーカー推奨年齢 | 12歳以上 |
商品モデル番号 | 48112 |
製品サイズ | 37.5 x 27.5 x 7 cm; 10 g |
ASIN | B00023PDXO |