等身大のキャラクター達がロボットを駆使しながら冒険活劇する物語。
そしてこの手の路線でもどの層でも楽しめそうな万人向けな作りで提供されていました。
ロボットモノでこの路線とは結構貴重だったのではないか?それも2000年以降の
作品としてみると更に貴重な作品だったと思う。
TVで夕方気楽に楽しむ作品としては悪くない。テレ東のあの時期の枠でこの様な作品が登場した
のが本当に稀だ。そして映像の品質もボンズなだけあり良品質。とても安定した作品だった。
清涼剤的な立ち位置にもなっていた。
ボンズ版ザブングルまたは明るいカウボーイビバップって感じもする。
シリアスさを抜かしてその分程よい熱血要素を足した感じで物語が進む。
展開も可もなく不可もなくな内容に収まっている。エヴァ以降の作品は、
自分探しやネガティブな思想、暗く小難しい描写等が蔓延ってしまっていた。
今作はその部分の毒気をを徹底的に抜かして作られていた様に思える。
ある意味原点回帰的な傾向が強い。懐かしアニメな印象だった。
前向きで爽やか主人公といいヒロインとの展開といいユニークなキャラクター達といい、
とにかく気持ちいアニメでした。この様なスタンスの作品を作って提供していた志は良かったと思う。
ただあの終わり方はどうみても打ち切りっぽい感じがします。
そしてあれだけキャラクターを出しながらも消化不良な内容にも残念な気がします。
もっと広げられた要素ありながらも結局広げられず、後半の展開は余りに微妙でした。
途中までは楽しめたのに残念です。