一言でアイリッシュといわれてもどんなリズムでフィドルってどんな音色何だろう?という疑問からあまり近づけなかった方もいるかもしれません。
それは俺も一緒でした。触らぬ神にたたりなし状態で元来の功刀さんの美音を聞けませんでした。しかし、これが聞いてみると変に耳に残らずすんなりと聞けるんです。
曲調は村の狩猟祭などで貴婦人達が手を取り合い火を囲って踊り、それを若者やらノリの良い老人や中年が即興で作った様なノリノリの曲で、でもそのノリノリの中に気品さが入っており曲調を全く乱しません。
曲の中にはアイリッシュのトラディショナル(民謡)がほとんどで、それを功刀さんが軽やかに演奏していきます。そこに、至らぬ心配が生まれ妙な焦りが生まれました。日本にはこんな創始者がいるんだと、焦らされました。