封建的因習がいまだ残る地方都市。女学生の新子は高校生の六助と姓名判断をしてもらったのがもとで、同級生から偽のラブレターをもらう。新子から相談を受けた女教師・島崎雪子は、これが卑しい行為であることをクラスの全員にさとすが、いたずらの首謀者である生徒の浅子は、ふしだらな級友の行為は愛校精神を汚すものだと反論。クラスの女生徒の多くも浅子たちに同調し、学園や父兄を巻き込んだ大騒動へと発展する。雪子の味方は校医の沼田、陽気な芸者の梅太郎、新子のボーイフレンド六助やガンちゃんら。その助けを得て雪子は、町の封建的因習に対して闘いを挑んでゆく。 【DVD特典】 ●解説書封入 ●日本語字幕 【DVD仕様】 TDV2919D / モノクロ / 2枚組 Disc1:93分 Disc2:84分 / 1949年度作品 / 片面・2層 / 音声(1):1)日本語モノラル(オリジナル) / 字幕(1):1)日本語字幕 / スタンダードサイズ 【STAFF】 原作:石坂洋次郎 監督:今井 正 音楽:服部良一 【CAST】 原 節子 / 杉 葉子 / 池部 良
地方の高校生・寺沢新子(杉葉子)のもとにラブレターが届いたことから、町全体が大騒動に発展。新子は信頼する島崎先生(原節子)やボーイフレンドの六助(池部良)らの協力を得て、事態を対処していく。 石坂洋次郎の同名小説を名匠・今井正監督のメガホンで、前後篇仕立てで映画化した青春映画の代名詞的名作。戦後まもないころの学生や人々のモラルなどがユーモラスにつづられるとともに、そこには民主主義という自由の時代が到来したことをさわやかに告げる心地よさもみなぎっており、敗戦直後の人々の心を昂揚させ大ヒットを記録した。主題歌も今やスタンダード・ナンバー。後に幾度となくリメイクされているが、やはり時代の空気をもっともリアルに感じさせる点で、本作に勝るものはない。なお、クライマックスで青年たちが海に向かって愛を叫ぶシーンは原作にはなく、映画オリジナルのものである。同年度キネマ旬報ベスト・テン第2位。(的田也寸志)
監督: 今井正 原作: 石坂洋次郎 音楽: 服部良一 出演: 原節子/杉葉子/池部良 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ