メディア掲載レビューほか
50年代からNYのジャズ・シーンで活動し、コロンビアにリーダー作を残したこともあったが、大成功を収めることなく97年に急死したヴォーカリスト/ピアニストの、クラブ界隈で評判だった激レアなアルバム(64年作)。トリオ編成で繰り広げられるサバ~ビアなクラブ・ジャズのてんこ盛りで、こりゃまさに“東京の音”でもある。「Status Quo」「A Perfect Day」など急速曲でのハッピーなムードが見事。ダンディで野性味も十分な彼の声は、シンガー・プレイヤーという点を含めて、マット・デニスを豪快にした感じか。 (橘淳之介) --- 2004年08月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
コール(97年没)が64年にインディーズ・レーベルに残したアルバム。全曲がコールのオリジナルで彼自身がヴォーカルも取っている。それも驚きだが、このアルバムの持つ自然で力強いエンタテインメント性、ポピュラー感覚は当時のジャズが失いかけていたものに違いない。★
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)