■2021年追記/Blu-ray雑記■
1971年のアメリカ映画「レッドバロン」は、これまでに三度ディスク化されたことがありますが(2004年、日活/2012年、JVD/2020年、アネック)、私自身は再発の2012年版のみの購入にとどまっており、この度新たに購入したBlu-rayとの相違点しか言及出来ません事を、ご承知願いたい次第です。
先ず、映像の解像度具合なのですが、一目で分かるほどはっきりとした違いはなく、冒頭クレジットの赤い題字は、Blu-rayの方が綺麗に立体気味に再現されており、その点は間違いなく旧DVDより向上している部分ですけれど、映像全体の質感の違いはわずかばかりで、フィルムの粒子感も顕著だし、なんとなく暗く感じる映像もそのまんまで、パチパチ・チラチラする映像上の各ノイズも残されたまんまです。
字幕の翻訳は全編に渡り違っていて、JVD版DVDは時に二人分の短い台詞の訳を画面上に同時に出す統括がなされていましたけれど、Blu-rayではそれはなく、その分、翻訳が省略されているのかもしれませんが、今回は過去二度のディスク化では未収録となっていた「地上波放映時の日本語吹替え音声」が入っているので、映像面での違いはわずかばかりですが、嬉しい音声が追加されている点だけでも、個人的にはBlu-rayの買い足しに満足出来ています。
また、地上波放映の吹替え音声は、当時の放映時間枠の兼ね合いでカットが生じるのが殆どだということはもはや周知の事実だと思うのですが、本作は主人公が空中飛行から帰投し、戦友達が集う球技場での自己紹介がてらの場まで冒頭からカットされていた関係で、吹替え音声にて再生しても第一声は「英語×日本語字幕」になりますが、その事で購入者が戸惑わないよう吹替え再生を選択しても必ず「英語×日本語字幕」で始まる旨の注意喚起がジャケ裏でなされるのは、とても良いことだと思います。
と言うのも大抵の場合、最初の台詞(冒頭場面)がカットされていて、日本語吹替え音声にて再生した場合に「英語×日本語字幕」となっているとは想定しないので、吹替え音声にて始まらないことに不安を感じ、こちらの設定間違いを先ずは疑い、正しく再生されているのに冒頭が「英語×日本語字幕」なために改めて設定を確認しにいってしまう事があるので、その誤解解消の意味でも最初の台詞が吹替えてられてはいない音声素材の場合は、その旨の注意喚起はけっして余計な事ではないし、むしろその心遣いが有り難いので、今後、同様の音声素材を収録なされる各メーカーには、本品の注意喚起を踏襲いただけると大変助かります。
またJVD版DVDには三つ折り単色刷の解説書(テキストは永田陽介氏)が付属していましたが、アネックのBlu-rayには作品に特化した解説書は付属せずで、同社の商品カタログ冊子と最新カタログ、それにアンケート葉書のみですが、JVD版DVDには未収録だったオリジナル予告編(←本編より若干明るく現像された素材に感じます)が特典映像として収録されています。
_____以下、旧(短文)レビューです_____
決して安くはない旧版DVD価格に困らされていましたので、今回の再発は助かる次第。買います。
レッド・バロン [DVD]
¥1,650 ¥1,650 税込
フォーマット | ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジョン・フィリップ・ロー, ドン・ストロード, ロジャー・コーマン, コリン・レッドグレーヴ |
稼働時間 | 1 時間 36 分 |
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商品の説明
レビュー
製作・監督: ロジャー・コーマン 出演: ジョン・フィリップ・ロー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- EAN : 4988103630743
- 監督 : ロジャー・コーマン
- メディア形式 : ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 36 分
- 発売日 : 2004/8/6
- 出演 : ジョン・フィリップ・ロー, ドン・ストロード, コリン・レッドグレーヴ
- 販売元 : 日活
- 生産者 : ロジャー・コーマン
- ASIN : B0002FQLAG
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 198,202位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,566位外国の戦争映画
- - 15,199位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
5 星
赤い男爵 登場!
*:第一次大戦下、ドイツ軍の撃墜王・赤い男爵「フォン・リヒトホーフェン」が英軍カナダ人パイロット「ロイ・ブラウン」との宿命的な出会いにより、撃墜されるまでの波乱に満ちた生涯を描く、1971年製作・『ロジャー・コーマン監督』の傑作航空戦争映画。【騎士道精神を重んじる貴族出身のリヒトホーフェンと、戦果を重んじる農民出身のブラウンが対決。フランス上空で壮絶な空中戦を展開するが・・・・・・。】真紅の三葉戦闘機(:フォッカーDr.1)とイギリス戦闘機(:S.E.5a)の一騎打ちの空中戦がみどころ。邦題:「ブルー・マックス」からの流用フィルムも多く使用され、実機の複葉機も多数登場。また、コクピットのセットに座っての演技ではなく、実際に空を飛んで宙返りや急降下のG・風圧に耐えながらの両者の顔をゆがませたクローズ・アップを撮る撮影技術はお見事!・・・・・・複葉機ファンには見逃せれない。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
撃墜王リヒトフォーヘェン大尉の活躍、戦死までを描いた戦記作品
第1次大戦、最も多くの敵機を撃墜したリヒトフォーヘェン、見立たない迷彩をせよと言う司令部の命令を無視し、目立つ迷彩で飛び回り、敵から赤い悪魔【レッドバロン】と恐れられる様に。しかし目立つ迷彩また、リヒトフォーヘェン自体の戦闘に関する性格から、悲劇が訪れる。
第1次大戦の空戦映画として良く出来ています。空戦、また爆撃による爆発場面等、今のCGを使わない生の迫力を堪能出来ます。パットン大戦車軍団と同様、戦闘場面も有りますが、その人物像に焦点を当てた作品となっています。
第1次大戦、最も多くの敵機を撃墜したリヒトフォーヘェン、見立たない迷彩をせよと言う司令部の命令を無視し、目立つ迷彩で飛び回り、敵から赤い悪魔【レッドバロン】と恐れられる様に。しかし目立つ迷彩また、リヒトフォーヘェン自体の戦闘に関する性格から、悲劇が訪れる。
第1次大戦の空戦映画として良く出来ています。空戦、また爆撃による爆発場面等、今のCGを使わない生の迫力を堪能出来ます。パットン大戦車軍団と同様、戦闘場面も有りますが、その人物像に焦点を当てた作品となっています。
2023年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年前の「レッドバロン」と同時購入。10年前はCGで再現された複葉機だが、本作では「レプリカと、既存複葉機の改造」で第1次大戦機を再現。
しかし、ロータリーエンジン(回転式空冷エンジン)までは再現できなかった、様だ。
物語は放題の通りレッドバロン(赤い男爵)ことリヒトホーフェンが主人公だが、現代の通り「もう一人の主人公」が英軍のブラウン大尉。貴族であり「騎士道」に執着する(でも、徹せない)リヒトホーフェンと自らを「敵機を破壊する職人」と断言するブラウン大意の対比が絶妙。
しかし、ロータリーエンジン(回転式空冷エンジン)までは再現できなかった、様だ。
物語は放題の通りレッドバロン(赤い男爵)ことリヒトホーフェンが主人公だが、現代の通り「もう一人の主人公」が英軍のブラウン大尉。貴族であり「騎士道」に執着する(でも、徹せない)リヒトホーフェンと自らを「敵機を破壊する職人」と断言するブラウン大意の対比が絶妙。
2022年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レッドバロンを買うに買ったのですが、何かが違ったのかたぶん。。
2種類のレッドバロンが出てたので古い方を買ったと思いテンションは下がりましたが
内容は良かったです。
赤い戦闘機もかっこいいですね。
2種類のレッドバロンが出てたので古い方を買ったと思いテンションは下がりましたが
内容は良かったです。
赤い戦闘機もかっこいいですね。
2014年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一次大戦中ドイツ空軍の撃墜王「レッド・バロン」ことリヒトホーフェン男爵(ジョン・フィリップ・ロー「バーバレラ」「黄金の眼」『シンドバッド黄金の航海』)と、カナダ人の英国空軍パイロット、ロイ・ブラウン(ドン・ストラウド「血まみれギャングママ」「マンハッタン無宿」)の2名を対比させながら戦争から騎士道が失われて近代戦に移行する様子を撮った戦争映画です。
メジャーの拘束を嫌い、インデペンデントのAIPと組んで低予算だが一本筋の通った映画作りで異彩をはなった才人、ロジャー・コーマンが本作後に監督業から一時引退した事でも有名な作品。
深紅に塗った愛機で活躍し国民的英雄となった貴族フォン・リヒトホーヘンを主役とし、演ずる俳優も長身で名門の出で碧眼の2枚目ローを登用しながら、はっきりと厭戦気分が漂う内容となっています。
最初は颯爽と格好良く見えたリヒトホーフェンの言動が徐々に時流を逸し、逆に当初は騎士道に悖ると同僚に非難されながらも現実主義的な戦法を取り入れて実績を上げて行くブラウンの趣味や名誉の為では無く効率的に生き延びる為に戦う様子に観客が感情移入をする様に撮って居ます。
ブラウンの基地奇襲に対する独軍の報復攻撃の中心ヘルマン・ゲーリング(バリー・プリマス)が次世代のエース、として描写されているのが印象的です(史実は異なるらしいですが)。
コーマン作品としては破格の製作費90-100万ドルを掛けながら、1966年の20世紀FOXの大作「ブルーマックス」で使用した機体やアマチュアの模型飛行機愛好家の助けを借りて、「ブルー~」の1/5以下の予算で完成させました。
飛行可能な復元機と操縦中のパイロットを撮る固定カメラを利用した空中戦は臨場感が有ります。
「コーマンスクール」らしく、若きジョナサン・デミ(「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」)やジミー・T・ムラカミ(「スノーマン」)が様々な役割で参加しています。
スタント・パイロットとして後に小説「カモメのジョナサン」で有名になるリチャード・バックの名前も見受けられます。
他にコリン・レッドグレイヴ(「八点鐘が鳴る時」)、フェルディ・メイン(「荒鷲の要塞」「ポランスキーの吸血鬼」)等ヨーロッパの渋い名優も出演。
メジャーの拘束を嫌い、インデペンデントのAIPと組んで低予算だが一本筋の通った映画作りで異彩をはなった才人、ロジャー・コーマンが本作後に監督業から一時引退した事でも有名な作品。
深紅に塗った愛機で活躍し国民的英雄となった貴族フォン・リヒトホーヘンを主役とし、演ずる俳優も長身で名門の出で碧眼の2枚目ローを登用しながら、はっきりと厭戦気分が漂う内容となっています。
最初は颯爽と格好良く見えたリヒトホーフェンの言動が徐々に時流を逸し、逆に当初は騎士道に悖ると同僚に非難されながらも現実主義的な戦法を取り入れて実績を上げて行くブラウンの趣味や名誉の為では無く効率的に生き延びる為に戦う様子に観客が感情移入をする様に撮って居ます。
ブラウンの基地奇襲に対する独軍の報復攻撃の中心ヘルマン・ゲーリング(バリー・プリマス)が次世代のエース、として描写されているのが印象的です(史実は異なるらしいですが)。
コーマン作品としては破格の製作費90-100万ドルを掛けながら、1966年の20世紀FOXの大作「ブルーマックス」で使用した機体やアマチュアの模型飛行機愛好家の助けを借りて、「ブルー~」の1/5以下の予算で完成させました。
飛行可能な復元機と操縦中のパイロットを撮る固定カメラを利用した空中戦は臨場感が有ります。
「コーマンスクール」らしく、若きジョナサン・デミ(「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」)やジミー・T・ムラカミ(「スノーマン」)が様々な役割で参加しています。
スタント・パイロットとして後に小説「カモメのジョナサン」で有名になるリチャード・バックの名前も見受けられます。
他にコリン・レッドグレイヴ(「八点鐘が鳴る時」)、フェルディ・メイン(「荒鷲の要塞」「ポランスキーの吸血鬼」)等ヨーロッパの渋い名優も出演。
2015年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
史実に基づいた話なのだろうが、人間的にリヒトフォーフェンが描かれていて、航空機ファンとしては残念。
2013年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
CGではなく実機を中心に撮影されており、本物の持つ迫力を感じる。空中爆発シーンは模型だとすぐわかり、被弾したときスモークで表現しているのはワンパターンな印象はあるが、撮影の苦労が感じられて好感が持てる。最近のドイツ製の映画と比較して鑑賞するのも良い。
2017年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の時観て感動した記憶があったのですが、数十年ぶりの観賞でガックリ。
大人になって目が肥えたのかなぁ。
大人になって目が肥えたのかなぁ。