Michiel Borstlapは、1999年発売の"Body Acoustic"というアルバムで存在を知ったのですが、当時、"Celebrating the Music of Weather Report"というアルバムと相前後して発売されたWRトリビュートアルバムということで、話題になったと記憶しています。
なんて話はこちら([・・・])に書いてあった(汗)
上記、"Body Acoustic"が出たあと、しばらく音信不通(普通こうは言わない)だったのが、本日紹介の3枚組アルバムが話題になりまして、これは値段との相談もしながら、でも欲しいなぁ と思っていたのですが、当時は結局実物を拝むことすらなく、そのまま頭の片隅に追いやられていたという状況です。
その後、もしかしたら中古では見かけてたのかも知れませんが、財布との相談の結果、見送ってたんじゃないかと思います。
最近、(このblogではよく話題に出る)某近所のお店に中古があるのは確認していたのですが、やっぱり財布との相談、今更感(ちなみに2001年のアルバム)とかいろいろ考えて、見送っていたら、そのまま30%(?20%だったか??)offコーナーに移動されていたので、ここで買わねば男が廃(すた)る(嘘)と思って、ようやっと買ってきたというシロモノであります。
ようやっと、中身の話です(汗)
3枚組なのですが、1枚目はピアノソロ。2枚目はピアノトリオ。3枚目は。。。と、1枚毎にやってることが違うという、私は多彩ですと自ら宣言しちゃってるようなアルバムです。
メンツは、以下の通り
1枚目では、共演者はいません(驚愕)
2枚目は、
Jeff'Tain'Watts(Ds)、 Essiet Essiet(B)
Roy Dackus(Ds)、 Stefan Lievestro(B)
Roy Dackus(Ds)、 Boudewijn Lucas(B)
Sebastiaan Kaptein(Ds)、 Boudewijn Lucas(B)
Essiet Essietって変名?と思って調べたら違いました(汗)
([・・・])
3枚目は、割愛します(笑)
演奏ですが、
1枚目は、クラシックを基礎に持ったようなピアノが印象的な5曲。収録40分強というのが、ちと食い足りない気がするのが玉に瑕。
2枚目は、なかなかにご機嫌なピアノトリオが聴けます。米国的王道系と、欧州的寒色系の中間だけど米国度が強いような演奏とでも言うんでしょうか。
当然、メンツによって表情は変わるのですが、全体の大雑把なイメージとしては大きくは違わないというのはMichiel Borstlapの個性(herbie hancock入ってますが)の部分なんでしょう。
でも、この演奏は良いと思います。私は好きです。
3枚目は。。。割愛します。
さて、3枚ちゃんと聴きましたが、3枚目が好きかなぁ(爆)
今となっては、ちょっと古い音に聞こえるのは事実ですが、hancockの電気系の音とか、jazzlandレーベル(Bugge Wesseltoft)とか、Nils Petter Molvaerとかそう言う感じの音で、実は結構格好良い仕上がりになっていると思います。
3枚目が約20分、1枚目が約40分、2枚目が約50分という収録時間も、絶妙にお腹一杯になる塩梅をわかった量って感じで、これも好感触って感じあります。
この盤も国内盤は、1枚にまとめられちゃってるんですね...
Michiel Borstlap "Gramercy Park"([・・・])