2009年のネクスト・タイム・アラウンドにはリッチー時代の曲は入っていないのでこのアルバムは必ず聴いておきたい。
リッチー在籍時のMR. BIGは何故か不遇であるが、むしろその功績は賞賛に値するのではなかろうか。
例えば15曲目の「スーパー・ファンタスティック」や16曲目「シャイン」でバンドの存在を知った人や新たなファンを獲得するきっかけともなっているはずだからである。
超絶技巧を用いていながらもその耳当たりは極めてソフトであり、ややもすれば敬遠されがちな"メタル"と言う音楽をぐんと日本人の手元に引き寄せてくれた感じがある。
共にチャート1位に輝いた両曲を収録した本作はバンドの変遷を語る上でもシンボリックであり、彼らが新たな方向性を模索していた時代の記念碑ともいえよう。
現在はリマスター版が発売されているので
買うならそちらをおすすめします。