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芥川也寸志: オーケストラのためのラプソディ/ エローラ交響曲/ 交響三章

4.8 5つ星のうち4.8 9個の評価

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新品 中古品
CD, 2020/9/18 CD ¥1,727
CD, 2004/8/1 1枚組
¥330

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曲目リスト

1 オーケストラのためのラプソディ
2 エローラ交響曲
3 交響三章

商品の説明

内容紹介

*日本作曲家選輯* 片山杜秀氏による日本語解説書付き

21世紀にも間違いなく語り継がれる爆発系サウンド
芥川也寸志と言えば、作家・龍之介の子であることや、ダンディな外見なら有名でしたが、肝心の作品は音楽愛好家にも意外と知られていません。最初期の「交響三章」は、彼の憧れであるソ連に持参して大作曲家達の目に止まり、当地で出版されるという快挙を成し遂げた記念作。その迷いの無い前進の眩しさが勇気と感動を与えます。「エローラ交響曲」の随所で聴ける激しい爆発系サウンドは、知らなきゃ損というもの(細かいトラック付けにも注目)。芥川ファンには「ラプソディ」の音源は貴重です。当盤のような立体的なサウンドがあってこそ、芥川の音楽は目映いばかりの光を放ち、永遠の命を与えられるのです。

録音・編集(24bit): 2002年1月 ニュージーランド、ウェリントン、ロワー・ハット・タウン・ホール

★HMV週間ネット・チャート総合 第1位!(8月4日)
★タワーレコード 週間ネット・チャート 総合 第1位!(7月30日)
★レコード芸術誌 特選盤

メディア掲載レビューほか

『オーケストラのためのラプソディ』は、冒頭から力感が溢れ出るような独自の動機や旋律が、聴き手に強い感銘をあたえる。それは演奏が芥川の当時の作風と楽想の性格を熟知した結果といえるだろう。湯浅は、作品の大規模な音構造を驚くほど立体的に構築しており、流動する音楽のフィーリングもあざやかである。楽員の理解も鋭く、フルート・ソロなども実に的確な表情を聴かせる。(中略)『交響三章』も両端楽章では軽やかなリズム処理が特徴的で、芥川の芸術の原点ともいえる作品の容姿を、この上なく端的に伝えている。この『選輯』のなかでも長く記憶に残る名曲の名演と評価したい。 - 小石忠男 --「レコード芸術」 2004/9

『交響三章』の)最終楽章の“前進あるのみ”といった猪突猛進的な動機の積み重ねと反復には一種の爽快感さえ覚える。打楽器、金管がいっせいに炸裂する衝撃的な大音量もキッチリ収めた録音も素晴らしい。 --「ぶらあぼ」 2004/8

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14 x 12.4 x 1 cm; 99.79 g
  • メーカー ‏ : ‎ Naxos
  • EAN ‏ : ‎ 4945604559751
  • レーベル ‏ : ‎ Naxos
  • ASIN ‏ : ‎ B0002FQNEA
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
9グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海外のオケが、芥川作品を、よくここまで演奏してくれたと、ちょっと
感動。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題名のない音楽会で紹介され、日本の交響曲にもこんなに心弾むリズムのものが在るのかと感心してしまいました・
「交響三章」とっても良かったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月2日に日本でレビュー済み
芥川也寸志は最初橋本国彦に学び、その後伊福部に学んだ
橋本からはリリシズム、伊福部からはダイナミズムを吸収した
この2つをどう合わせるか悩んでいた所に現れたのがショスタコーヴィチやプロコフィエフなどのソ連音楽
誰でも分かる明るくキビキビとした音楽を目指していたソ連の音楽は芥川の理想となった
芥川はなんとソ連に密入国までしてショスタコらに会い、大きな影響を受けた
「音楽はみんなのもの」を標榜し、分かりやすく魅力的な曲を作り続けただけでなく、クラシックの啓蒙活動も盛んにおこなった
4004140579 も有名

芥川の活動歴は前期(1947~57年)中期(~67年)後期(~晩年)に分けられ、それぞれの代表曲が収録されている
「交響三章」は最初期の曲
ああソビエト大好きだったんだなーというのが良く分かる曲
明るくキビキビ、迷いなく突っ走る!
若くて魅力的な曲だけど2楽章は長い割に味わいが足りずちと退屈

中期の「エローラ交響曲」は前衛に影響を受けてた時期の曲
インドのエローラの寺院に行ったのがきっかけでアジアの交響曲を構想
20の断片が男と女を表しそれらがまぐわい生命を産むというなんともエロティックなイメージの交響曲
が、そのイメージに反して全くエロさを感じない!
やっぱり官能的な曲は書けない人だったのか?
サウンド自体は激烈で強烈!

後期の「ラプソディ」はめちゃくちゃかっこいい!日本の管弦楽の中でも大好きな一曲
エネルギーの「ため」と「爆発」の対比がすさまじい。圧倒的ドライブ感!
演奏も文句なし

芥川の曲は日本のクラシックを聴き始めるのにも最適
このシリーズの中でも第一に勧めたい
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月27日に日本でレビュー済み
芥川也寸志の主要作品3つがおさめられたアルバムです。演奏は湯浅卓雄指揮
ニュージーランド響で、2002年1月にニュージーランドで収録されています。
収録曲は以下の通り。
1.オーケストラのためのラプソディ(15:03)
2.エローラ交響曲(17:09)
3.交響三章(05:07、10:37、05:55)
芥川也寸志の初期、中期、後期の作品が1つずつということで、彼の音楽の
変遷がよく分かるアルバム構成となっています。楽曲もさることながら、
何よりも演奏がすばらしい。湯浅卓雄のきびきび明確な音楽運びとともに
ニュージーランド響の機動力ある明るい響きが特筆されます。
若書きの交響三章は、旧ソ連の大作曲家たちに認められて現地で出版された
作品であり、若き芥川の爽やかさと音楽的な熱情が凝縮されています。
特に第3楽章の「これでもか!」といわんばかりの突進力!。聞いていて
心地よい興奮に浸れます。もちろん第1楽章も同様。第2楽章は「子守歌」
と銘打たれていることもあり、日本人の心にしみいるような歌にあふれた
作品。エローラ交響曲は、芥川の「マイナスの音楽づくり」にもとづいて
作曲されたもの。エローラ遺跡にインスピレーションを得て書き上げた曲
であり、男女の音楽的ピースのモザイクが激しい律動とねっとりした旋律
で構成されています。そして競合盤がおそらく他にないラプソディの鮮烈
な響きと音楽的凝縮度の高い演奏は必聴。ナクソスのプロモーションには
「爆発系サウンド」などとありますが、こんな安っぽい表現は不適切!。
音楽自体に魅力があり、それを見事な指揮と演奏で具現化した音楽家たち
に拍手!。ナクソスの日本作曲家選輯の中でもトップクラスのアルバム
と言えると思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月23日に日本でレビュー済み
 NAXOSが出している、「日本作曲家選輯」の中の1枚。いつもの通り、このシリーズを監修している片山杜秀氏の、詳細な解説がついています。指揮は日本人の湯浅卓雄、オーケストラはニュージーランド交響楽団。初めて聞きましたが、結構いいコンビだと思います。ラプソディ(1971年作曲)、エローラ交響曲(1958年)、交響三章(1948年)の3曲が入っていて、芥川の作風の変化が分かるようになっています。
 聞き物はなんといってもエローラ交響曲。交響曲といっても、複数の楽章に分かれているわけではありませんが、ストラヴィンスキー、バルトーク、ヴァレーズ等々、20世紀の様々な音楽が芥川の中で昇華され、見事なリズムの饗宴になっています。トラックも16に分かれていて(でも全曲で17分ほど)、何かと便利です。
 これをきっかけに、作曲家芥川也寸志の名が、世界に知られるようになればいいと思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月31日に日本でレビュー済み
ナクソスの「日本作曲家撰集」初期のころのリリースがこのCDです。芥川也寸志はその出自や活躍ぶりは知られていましたが、その作品そのものは意外に知られていないという雰囲気の作曲家であります。このCDに収録されている作品が芥川の仕事を代表するものでは必ずしもありませんが、ある事情で芥川が若いころに作曲した「交響三章」はある日突然有名になりました。それは「交響三章」の第三楽章の冒頭が1980年ゼネラル(現富士通ゼネラル)のテレビ(「ザ・マルチ」という商品名)のテレビCMに使われ、その豪放磊落な響きは一体なんて音楽なんだ?と当時話題になったわけです。師匠の伊福部昭の音楽がロシア風味付けになったような気分の音楽とでもいったらいいでしょうか、後の芥川の音楽(例えばエローラ交響曲)に比べると必ずしもオリジナリティーがはっきりせず、そしてまた「八つ墓村」に代表される劇伴ほど大衆的でわかりやすいわけでもない。それが今日ではテレビCMに使われたために代表曲になっているとすれば、後世に芥川の評価がさがってしまいか心配ですが、芥川也寸志という人がどんな人なのかを理解するのにはいい材料なのかもしれません。