フランスはパリに所在するルーヴル美術館。
所蔵美術品35万点、階段の段数1万5000段、総部屋数2800室、職員1200人。
本作品はそんなルーヴル美術館の舞台裏を納めた作品。
友人の薦めで買ってみたが、まさしくこれは学園祭の夜。
正確には、学園祭1日目が始まる前の夜中。
皆が明日に備えて帰ったり、宿泊場所で休んでいたりするときに、数人で徹夜作業で展示方法についてあーでもないこーでもないと作業していたことを思い出す。
この人は作品数が多いからコーナを作ろう。
空は空でまとめるか。
この作品を隣に並べると、こっちと喧嘩するからやめよう。
高さはこれで合っている?いいと思う。いや、もうちょっとあげよう。
等など
作品自体にもところどころユーモアが散りばめられているので結構面白いです。
ただ、ナレーションもなく、現場の作業者の一人の視点で話が進んでいくので退屈に感じてしまうかも(苦笑)
ルーヴル美術館には数多くの美術品が展示されているけれど、それらを引き立たせるために作業をした人々の目もまた、芸術家のそれでした。
まさにルーブル美術館に足を運びたくなるような作品。お薦めです。