LP時代に夢中になって聴いていた作品。
久しぶりにCDで聴いて懐かしい。
LP時代は2枚組だったのが1枚になってお得感あり。
作品の目玉は、PensantivaのLee Morganと
Freddie Hubberdのバトルに尽きる。
おっと、この作品はF.Hubberd名義なんでしたが。
アフロのリズムに乗って両者一歩も譲らずラッパを吹きならし、スリリング。
drugにはまってお疲れ気味のLee Moegan、ハイトーンが出なくて必死だけれど、
くせのあるトリッキーなフレーズはひたすら扇情的というか、野卑であると同時に魅惑的。
対するハバード、理詰めでザクザク旋律を組み立てていくうちにいつの間にかムキになる。
バックのリズム隊も扇情的に煽る。
多分、発売を前提にしていなかった録音で演奏は荒っぽいが、
今となっては両大スターの競演が聴けて貴重な一枚。